2014youran-h
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●新庄市民スキー場塩野原基線●❼▲杢蔵山亀割山八森山火打岳不動山小又山台山天狗森神室山大森山土内川●石動神社の親杉小以良川ダムイヌワシ亀割バイパス鳴子→●一ノ滝渓谷▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲●❷●❶14●❶神室連峰 栗駒国定公園の南西部、山形と秋田の県境にある神室山を主峰に、南西方向に、天狗森・小又山・火打岳などの山々が連なっています。雄大な自然風景が広がり、珍しい動植物も生息することから、連峰の一部が、昭和43年に国定公園となりました。 市内からは穏やかな山並みに見えますが、反対側は切り立った崖。その稜線は、幅1メートルにも満たないやせ尾根になっています。主峰神室山の標高は1、365メートルで、昔は山岳信仰の山として栄え、参詣者も数多くあったそうです。神室山に登るにはいくつかの登山口がありますが、いずれもアプローチが長く、登頂に時間を要します。このため、山頂には山小屋がありますが、現在の小屋は、平成23年に立て直されたものです。神室山頂から小又山を経由して杢蔵山に至る稜線縦走は、登山上級者に人気のコースです。●❷杢蔵山と一ノ滝 標高1、027メートル、市街地から望む最も身近な山が杢蔵山です。古くは「杢葛山(もっかつさん)」と呼ばれたそうで、当地で時折耳にする、「葛麓」とは、この山の麓という意味です。登山道のほか、山肌に三つあるうちの最初の滝、一の滝までの遊歩道も整備されています。一の滝には小さな不動尊が祀られており、昔、行者がこもって修行した地と言われています。 登山道は杢蔵山頂を経て、神室連峰縦走路へと続いています。●❸陣峰市民の森 総合運動公園のある東山の奥にある陣ヶ峯。そのふもと、さまざまな樹木が植えられ、芝生広場や遊歩道、池などが整備されています。陣ヶ峯(323.9m)の展望台からは市内を一望できるほか、晴れた日には、鳥海山や月山が見渡せます。遠足や環境学習の場にも使われています。●市の花アジサイを楽しむ 梅雨の晴れ間にみるアジサイの花は格別なものです。アジサイは「市の花」となっており、毎年7月下旬ごろまで市内のいたるところで見ることができますが、何といっても次の2か所が名所と言えるでしょう。●❹あじさい園 新庄城址最上公園の西側にあり、有志の団体「あじさいを育てる会」が手入れを行っています。盛期には、2万3千株ものアジサイが咲き誇ります。●❺あじさいの杜 東山にある陸上競技場の北側の園内に、34種、約4万5千株のアジサイが植えられています。●❻旧矢作家住宅(国指定重要文化財 ) 資料が残っていませんが、建物の規模から一般農家と見られ、構造手法などから建立は18世紀中頃と推定されています。 構造は、上・下屋からなり、上屋柱がほとんど省略されていない点が注目されます。この上屋柱は座敷(下のでん)を除き、断面多角の材を斧(おの)または手斧(ちょうな)で仕上げてあり、意匠的効果もあげています。 このような意味で矢作家住宅は、県内における片中門造りの建造物では最も古い構造手法といえるでしょう。●❼測量遺産 塩野原基線 基線とは、明治政府が日本の地形図を作成するために設置した、三角測量を行う際の長さの基準とするための直線です。国内に15本あった基線は、現在では途中に建造物ができるなどしていて、設置当時の「4メートルの鉄の棒を使って距離を測る」方法による測量が可能な場所は、この塩野原基線だけなのだそうです。このことから、平成24年、国土地理院が中心となって記念標示板が設置されました。 なぜここに設置されたのか、はっきりとした理由は分かりませんが、見過ごされがちな小さな種。けれどもその種を大事に育てれば、やがて大きく伸びて花を咲かせ、再び種を生み出し、まちを花でいっぱいにすることでしょう。そんな新庄の「魅力のタネ」。探せばもっともっと見つかります。しんじょうの種新庄の魅力のタネ満載!これを読めばしんじょう通じゃ!N

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