2014youran-h
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3子曰温故而知新  可以爲師矣(論語・為政) 当市の桜の名所、最上公園。江戸時代、新庄藩を治める戸沢家の居城があった場所です。藩祖戸沢政盛は、この地に藩を開き、二百五十年にわたる戸沢家の治政の礎を築きました。戊辰戦争で城は焼け落ちましたが、戸沢家ゆかりの神社、堀や土居など、当時をしのばせるものがいくつも残っています。何気ない風景に溶け込んでいる、過去の新庄人の思い、そして足跡。今の新庄人が知り、活かし、そして誰かに伝えながら、大切にすべきものではないでしょうか。 江戸時代に、寺子屋などで教科書として使われた書物、「論語」に書かれた言葉には、ことわざとして私たちの生活に根付いているものがあります。上の漢文もその一つ、ことわざ「温故知新」の由来となったものです。ふるきをたずねて、新しきを知る。市制施行六十五周年を迎え、これまでの歴史を振り返りながら、新たな未来へと向かっていきます。

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