新庄市市制施行70周年市勢要覧(単ページ)
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昭和12年、現在の新庄市泉田に生まれ、笠原宗峰氏に弟子入り入門。その後、田中光輝氏に師事し、金工鍛金の道一筋に専念しました。鍛造が困難な朧銀を素材として、異種の金属をろう付けして打ち上げる、接ぎ合わせ技法をはじめ、端麗な器形を打ち出す名手として定評があります。国内伝統工芸展の最高賞を多数受賞するなど高い評価を得ており、平成7年、重要無形文化財保持者に認定されました。当時は最年少の認定者であり、また山形県人初の「人間国宝」が誕生した瞬間でした。こうした功績により、平成11年、新庄市名誉市民の称号が贈られました。奥山 峰石(1937~)匠の技が息づく人間国宝の金工鍛金家近岡善次郎(1914~2007)大正3年、現在の新庄市大町に生まれました。東京の川端画学校で学び、昭和16年に一水会賞を受賞、名実ともに日本画がだん壇の第一線に躍進しました。郷里においては、昭和24年、最上学童展を創設。昭和52年には学童展キャラバン隊を結成し、交流活動などを通して地域住民の情操面を養う取組にも尽力しました。こうした功績により、平成11年、新庄市名誉市民の称号が贈られましたが、平成19年、92歳でご逝去しました。ふるさとを愛した日本を代表する洋画家「おさいど」「沼田城の桜」「ふるさとの祭り」打込象嵌壺「仲秋」切嵌象嵌花器「華椿」打込象嵌花器「黄紅葉」

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