もがみ仕事の魅力ガイドⅡ
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『最上地域での若者の進学や就職で地域外への流出が続いており、最大の問題といえる人口減少への歯止めがかかっていません。その理由に必ず挙げられるのが、「就職先がない」「地元に戻りたいが仕事がない」「学んだ専門性をいかせる場がない」等の指摘です。しかし、それは本当のことでしょうか』。 この重くて大きな疑問の答えを見つけられたらと、ちょうど2年前、2016年3月に「もがみの仕事の魅力ガイド」を発刊しました。右の引用は、その冒頭に記したものです。 「地元で働く」をキーワードに、最上地域の可能性をあらためて見直し、希望の持てる魅力のある仕事に出会える1冊にしてほしいという願いを込めました。 発刊後 大きな反響が次々に寄せられ、驚きました。「単なる企業紹介ではなく、経営者とそこで働く人々の思いが書かれていて、多方面から仕事の魅力について考えさせられた」。「経営者がどのような気持ちで会社を設立し、最上地域のために貢献してきたのかがよく分かった」。「難しい問題に直面してもあきらめずに乗り越えてきた様子が書いてあり、励まされた」。「働く青年達の本音が語られていて、親も子も大変参考になった」。「もっともっと親も子もふるさとで働く意味を考えていきたい」。 このような声に後押しされ、自分の人生や将来を考え始めている中学生や高校生の皆さんに是非読んでもらいたいと、この冊子に取り組みました。 今回は改めて第2作として30社を取材し、発刊することとなりました。特に若い従業員の「一日のおもなスケジュール」「先輩から一言」「おしごとPoint!」など、より身近に興味を感じていただけるように工夫しました。ふるさと最上地域をよく知り愛着をもっていただいたうえで、自分の将来について考えてくだされば嬉しく思います。 最上地域の未来を担う世代のみなさんが、プライベートも充実した人生が送れる仕事に出会い、ふるさとと強く繋がるきっかけになりますことを願っています。あとがき

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