Yell
12/20

×子育て11 Yell 2018①1日の過ごし方(春〜秋)5:30起床6:30朝食朝の慌ただしさは普通のママと同じ!子どもたちを送り出したら作業準備です。8:00農作業開始日々の出荷作業なども12:00昼食基本的に家に戻るが、各自で麺や朝の残りものを用意して食べます。13:00農作業再開17:00農作業終了子どもの世話等19:00夕食19:30お風呂子どもたちが就寝してから夜作業があることも!23:30就寝自分たちの時間はここだけ②農家に嫁ぐまで、そして現在★自分は農家には嫁ぐまい、と当初は思っていた。でも、農家の長男である夫と出会い、結婚。自分は当初、別の仕事をしていたが、数年後に自分も農業を始めた。「やるなら夫と肩を並べられるくらいに」と目標ができたことで、農業そのものを前向きに受け止めることができた。★実家が農家だったので、農家に嫁ぐのは抵抗がなかった。夫は外で働いている。義祖父と一緒に園芸作物を作り始めてから、農業の面白さに目覚めた。夫は農業の知識はあるので、夫婦の会話が以前より増えた。★農大出身。母方の実家が農家だったので、小学生の頃から田植えは手伝っていた。農家に嫁ぐことに特別抵抗はなく、むしろ家族に「やっぱりな」と言われた(笑)。③農家あるある、よもやま話★スーパーで野菜は買わない。買うときは、値段もだけど鮮度などを厳しく見てしまう。★子育て環境としては最高。都会の子ならわざわざ外に体験しにいくようなことが家で何でもできる。★家族が多いので何でも大鍋で料理。いも煮も納豆汁も、どーんと作る。そもそも家にある調理器具が大きい。★自分の家でも作っているけれど、野菜や果物、山菜にきのこ、とにかく食材が集まってくる。都会では高価なさくらんぼも旬の時期は食べ放題。★大きな冷凍庫を常備している家がほとんどなので、収穫物・買ってきたもの、とにかくすぐ冷凍。詰め込みすぎて冷凍庫の一番下には何が入っているのかは誰もわからない(笑)。★若妻会がある。同じ立場のお嫁さんたちと話すことで気分転換になっているし、顔見知りが増える。参考:農家の主婦から見た義父母世代の価値観★夫と義父は仕事の価値観の違いがあって対立することもあるけれど、社長と社員みたいな関係だと思えばしょうがないという部分もある。★農家は旧家が多いからか、家の中のことは母親の仕事だ、みたいな価値観が最近まで根強い家も多かったみたいだけど、最近は夫婦で育児家事を共にすることに対して年配の人の理解が進んできた気がする。★男の子が生まれたら、義父が後継ぎだと大喜び。夫と自分の考えでは、大きくなってから自分に決めさせたい。米どころ新庄には、自営業、中でも農家として日々を送る夫婦もたくさんいます。しかしその忙しさから、彼女たちの話を直接聞く機会はあまりありません。今回は農家に嫁いだ女性の貴重なトーク記録です。新庄で暮らす 〜農家ママ編〜9月しんじょしラボ交流会より番外編!農業の担い手としても活躍するママたち新庄市の農家に嫁ぎ、まとめ 完全同居なので、自分のペースでやれた方が楽なことも、お姑さんなどに気を使わなければいけない場面などもあり、大変なのだなと感じます。その全てを乗り越えるのは、夫の存在が鍵を握っているという印象を受けました。子どもにとっては、祖父母が常にそばにいてさまざまな価値観に触れられるというのはとてもいいことです。野山や田畑が近くにあって、いつでもそこで遊べることで、発想力も養われます。メリットに目を向ければ膨大な可能性があるのが「農家」という家族形態なのかもしれません。(佐藤亜希子)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 12

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です