Yell
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2018 Yell 14 この家事って、女性じゃないと出来ないの?お父さんにも手伝ってもらおう!Topics家庭ではいつも母がバタバタして、父が家事をしていないからといっても、今の時代ではまだ、単に“自分ごとだと思っていない”、“やり方を知らないだけ”という可能性があります。それを伝えれば、もし子どもに頼まれたなら、今日から、明日から、お父さんは家事を始めるかもしれません。伝え方を、ワークで考えていきましょう。お父さん役のSさんです。彼をお父さんだと思って、言葉をかけてください。    今回は“男の人にやってもらうには”を考えましたが、家事のほとんどは男性でも女性でもできることです。自分の家での役割分担を振り返ったときに、なぜか女性の役割が多いということに気付いたと思います。男女が同じ時間だけ仕事をしているとすれば、これはとても不思議なことです。当たり前の環境だと思っていたことにちょっと「?」の目を向け、声かけをしていくことで、家庭での役割分担が変わっていくかもしれません。女性の負担が減れば、社会との接点を増やすことができ、生涯を通して、自分のやりたいことができるようになります。新庄で暮らしていくことが、みんなもっと楽しくなります。コメントお父さんの機嫌がいい時(晩酌中)お父さんの料理、    食べてみたいな!明日の学校に持っていくお弁当、作ってくれないかな?しょうがないなぁ、作ってやるか!楽しみにしてるね!グループ1お弁当づくりをお願いしてみるお父さん、今日ゴミ出しの日なんだ、君しかいない!!!キミもいるだろ…(笑)(お父さん心の声)グループ2ゴミ出しをしてもらう(ゴミを「はい!」と渡す)今すぐ出さなきゃいけないという状況を設定したのはいいですね!勢いで出しに行く。でも頼まれて嬉しい。高校からお便りきてるから、お父さんに来てほしいグループ3学校の行事に出席してほしいわかったよろしく!受け取る状況朝、収集車が間もなく到着する時間。お父さんはスマホいじってる。機嫌がいい。状況お父さんが帰宅したとき状況お父さんも仕事忙しいと思うけど、来てくれたらお母さんも助かると思うんだお母さんじゃなくて子どもから直接言われるのは嬉しい。まとめ暮らしの中には、良い点と悪い点は必ず両方存在するものです。他人と比べたり、目につきやすいものに一喜一憂するのではなく、自分の暮らしを変えられる力は、誰しもが持っているということをしっかり心に留めていてほしいと思います。そうすることで、新庄での暮らしに向ける視点が広がります。(佐藤亜希子)参考)ジェンダーギャップ指数(男女格差を表す指標)世界144か国の中で、日本は何位だと思いますか?答えは114位。男女格差は確実にあります。教育の分野は76位。先進国の中で、この順位は、かなり低いものです。日本は、いろんなことが進んでいるように見えて、世界から比べていると実は遅れているのです。その1 「どんな状況で伝えたらいい? を考える」例)◦食事中、相手の機嫌がいい時 ◦寝る前のゆっくりした時間その2 「どんな言葉で相手に伝えるか? を考える」例)◦ストレートに「○○をしてほしい」 ◦「お父さんの手料理を食べてみたい」その3 「何かをしてもらったら、必ず感謝を伝える。気持ちを伝える言葉を探してみよう」例)◦「ありがとう!」 ◦「嬉しい」※できるだけ、ありがとう以外の言葉で考えてみる

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