第133号 平成28年8月10日号
8/12

8H28.8.10まちなかの再生を考えよう次世代に誇れる農業、農村を繋いでいくためには一般質問洗い出しについて前期基本計画を含め早や5年が経過していますが、どのようなことが検討され、そしてその活用によって市に与える影響をどう考えているのか伺います。市長 まちづくり総合計画の「地域資源の磨き出しと活用」ということですが、これまでも、味覚まつり、そばまつりの実施による食文化の発信をおこなってきたところであり、登録文化財であるエコロジーガーデンの利活用、新庄フィルムコミッションによるテレビや映画等のロケ誘致により新庄の自然が見直されているところでもあります。また、昨年度から実施している「雪国ワンダーランド」では、雪を活用した余暇活動の場を提供するとともに国内外からの交流人口の拡大も期待されるところです。今後とも、これらを磨き上げていくとともに、眠っている資源を発見し観光資源としての活用を検討していきたいと考えております。◎まちなか活性化のための歯車として新庄TCM㈱を有効活用できるのではないかと考えます。将来に向かって人的支援などの支援強化などを模索することはできないでしょうか。市長 新庄TCM株式会社は、中心市街地活性化のために各種事業を行っており、市でもそのような事業に対し、補助金やイベント等での人的支援を行っております。今後、新たに中心市街地活性化のための事業を計画、実施する場合には、市としても実施協力というかたちで担当職員による支援をしてまいりたいと考えていますが、現段階での職員の派遣や出向などは考えていないところであります。◎本市に備わる地域資源の中から活用すべき資源の抽出、に向けての活性策を今後どのように提案、実施して行くか考えを伺います。市長 生産、産地拡大についてですが、野菜、畜産、花卉とも、一定の産地化が形成されたものはJA等に部会や団体が誕生しています。今後創設を検討している仮称農業担い手育成センターは、作物ごとに先進的な農業経営者がおり、その経営体が研修の受け入れ先となる事で研修生の技術習得とともに経営感覚も備わる有意義な施策と考えています。県の指導研究機関の講座等もありますので積極的に情報提供を行いながら環境の整備を図ってまいります。 昨年度、2件の営農組織と3件のそば生産組合が誕生しましたが、各転作組合等の営農組織などを柱にして県のプロジェクト等を有効的に活用するとともに先進地研修や情報交換、話し合いの場をより多く設定してまいります。また、農業・農村を支える活動組織として多面的機能支払交付金制度による地域保全会がありますが、このような組織活動への継続した支援も行ってまいります。◎人材育成、リーダー養成の面からサポートが必要と思うが、担い手不足解消に向けてどう考えていますか。市長 平成七年度から始まった若者園芸実践塾の運営によって卒塾し、就農した方々は確実に地域の担い手として成長しています。塾に関わらず農業を継承された方々が地域に根ざした担い手となっています。その担い手が育ち、いずれは地域のリーダーとして活躍されることが期待されますので、リーダー養成講座などを開催し、地域のけん引役となっていただきたいと考えています。◎産地形成が確立されつつありますが、更なる良品質農産物の生産と産地拡大に向けての環境整備をどうしていくか。また、持続可能な農業、農村叶内恵子 議員今田浩徳 議員一般質問

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 8

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です