20190213-143
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◎急速に進む超高齢化により、新庄市の地域医療の提供体制は大きな変革期を迎えている。そのなかにあって、将来の私たちの地域医療に必要とされる看護師はどのような看護師であるのか、市当局が描く看護師像を伺う。また、看護基礎教育は3年過程から4年過程への要請が高まると考える。当局はこれをどのように捉え対策しているのか伺う。市長 超高齢化社会を迎え、医療は医療機関から在宅へと広がり、多くの人々が病気や障がいを持ちながら地域で生活することが増えていく。地域の中で、安心して生活が送れるよう、専門的知識・確かな技術に基づいた看護実践で医療と生活の両面から支援し、地域医療を支えることができる看護師が必要とされている。最上地域における看護職員の将来需要等におけるアンケートでは、病院、診療所、介護施設等あわせた定数上の充足状況は86・7%、看護体制上の充足状況は62・2%で、今後10ヵ年の採用計画人数は351人とある。看護師を目指して進学する地域の高校生は、県外や県内の他の地域に進学している状況であり、進学先の看護師養成所の関係病院や研修施設との結びつきが強く回帰率は低くなっている。市の地域医療に対する責任として、看護師養成所を設置し、地域に必要とされている看護師を育成していくことが大切と考えている。4年課程大学について、新庄市の規模では難しく、現実性のある3年課程の学校設置に全力で向かっていきたいと考えている。◎市には、ユネスコ無形文化遺産となった新庄まつり以外にも恵まれた自然環境や豊かな食文化など眠っている地域資源が沢山ある。これをどのように洗い出し・活用・実施し、観光戦略を行っていくのか。市長 地域資源の掘り起こしについては、この新庄市でしか味わえないという視点が大切だと考えている。市内にはまだまだ数多くの名所旧跡が点在し、また、日常生活において身近すぎて気付かない地域資源・観光素材が存在している。地域資源の魅力を高めるため、周辺町村の地域資源を重層的に絡め、相互に補完し合うことが重要であり、様々な地域資源の活用と各団体との連携強化をさらに推し進め、より経済効果の高い観光素材の開発や課題である通年観光の克服に取り組みたいと考えている。◎平成30年度の除雪体制はどのようになっているのか伺う。市長 本年度の除雪延長は、市道延長の74%、223㎞、生活道路延長42㎞の合計265㎞の機械除雪を行う。受託業者数は36社、使用する除雪車は130台、1台当たりの除雪延長は約2㎞となる。主要幹線道路における幅出しや排雪も直営で併せて実施する。雪くらし連絡協で提案された雪相談窓口を本年度も開設し、国道・県道も同様に対応する。出動指令は、市内3ヵ所の除雪自動通報装置によるものを基本とするが、昨年度から全地区で実施したオペレータの自主判断による出動も併せて実施し機械的判断の弊害を解消する。一般質問8一般質問叶 内 恵 子 議員超高齢化!! 看護師養成のあり方は!!!地域資源の洗い出しと観光戦略は?佐 藤 卓 也 議員H31.2.13織物も地域資源のひとつです

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