20200212-147
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◎令和2年4月から第2期新庄市総合戦略がスタートするが、第1期の総合戦略の現在までの進捗状況と具体的な成果はどうだったのか問う。市長 第1期総合戦略では、人口減少を抑制し、定住人口の維持を目指す「ふるさと定住プラン」と、人口減少社会に対応し、誰もが元気で住み続けられるまちをつくる「幸せと元気のまちづくり推進プラン」を施策の基本的方向性とし、各プランに沿って事業を展開している。「ふるさと定住プラン」では、ふるさと回帰の促進、就業や企業への支援、産業振興、交流の促進、結婚活動への支援や子育て環境の整備など「幸せと元気のまちづくり推進プラン」では、冬期間の市民生活の確保、雪と暮らすライフスタイルの推進、健康づくりの推進、地域コミュニティの充実などの施策を展開している。それぞれ各事業に関連する重要事業評価指標(KPI)を設定しており、毎年、達成状況について総合計画審議会員による外部評価をいただいている。各事業の評価では、手法や周知のあり方について再考を要するものもあるが、KPIの達成に一定の効果があり、事業の継続が望ましいとの評価を得ている。 具体的な成果については、新庄まつりを中心とした様々な祭りやイベントを通じ、新庄市にも外国人旅行者が数多く訪れるようになった。これは当地域のブランディング情報を発信するとともに、インバウンドの誘客を推進した結果として「交流の促進」が図られたものと認識している。また、空き店舗を活用した創業支援事業により新たな「しごと」が生まれ、徐々にではあるが根を張り始めている。さらに、ハローワークとの共催で実施している「合同就職面接会事業」では、昨年度96名の参加者中、13名が市内に就職が決まり、仙台市での企業紹介セミナーには市内の企業18社が出展したほか、高等教育機関の進路担当の先生も含め仙台圏在住の方23名の参加があり、この事業を通して2名が内定と、若者の地元定着・回帰促進に対する意識醸成が図られたものと考えている。R2.2.126一般質問まち・ひと・しごと創生総合戦略について議員山 科 春 美◎福祉バスの運行運営について 利用者の方々の声を聴くと、土日の利用、14人以上でなく、10人からの利用にできないか。また、各地区(町内会)で活動している福祉団体にも利用できる様、改善の考えは。市長 福祉バスを多く利用する団体は老人クラブと地域ふれあいサロンだが、老人クラブは会員数が減少傾向にあり、地域ふれあいサロンも14人未満のところが半数を占めている。これらの状況から、利用に必要な最低人数を10人程度に緩和する方向で検討したい。また、人数を緩和すると今以上に利用団体が増えると思う。その場合、6月や10月は今でも平日ほぼ毎日運行しているため、調整する必要が生じると思われる。現状では早い者勝ちのように申し込まれており、不公平感の解消の面でも、登録制は非常に有効だと思うので検討したい。◎エコロジーガーデンについて 雄大な面積と大変良いロケーションの北側の活用計画を今後どの様に図るのかお聞かせください。市長 新庄市エコロジーガーデン第4期利用計画では、「子どもたちが元気に駆け回ることのできる遊びの場」「伝承野菜や果実等の各種農産物の栽培や収穫を体験する学習の場」「広々とした畑いっぱいに花が咲く彩りの場」の3つの項目を掲げており、利用者も少しずつ増加している。しかし、入園者の利便性を考慮すると最低限必要な手洗い場、休憩所等の整備も今後の課題として捉えているので、来年度以降、エコロジーガーデンのフィールドを活かした実施計画の策定に着手したい。課題を超えて希望の持てる街に議員小 嶋 冨 弥審議された議案議員の賛否請願の結果チョイス一般質問行政視察報告議会報告会

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