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11R3.2.9ああととががきき委員長 叶内 恵子副委員長 山科 春美委  員 押切 明弘     庄司 里香     佐藤 文一     佐藤 卓也議会報編集委員の紹介 1960年代から学童のインフルエンザ集団接種が行われていたが、1988年に任意接種になり、1994年に中止となった。色々な考えがあることは承知しているが、集団接種を中止することで起こった結果は明らかとなっている。一つは、「学童」に対する集団接種中止後「高齢者」の「超過死亡率」が明らかに上昇したこと。そして、接種されていた学童ばかりか、当時集団接種の対象ではなかった「幼児の」超過死亡も減らしていたことが報告されている。さらに平成23年にワクチン接種率と学級閉鎖日数を調査した検討が報告されいる。それは、ワクチンの接種率が低下すると欠席や学級閉鎖が増え、接種率が上がると欠席や学級閉鎖が減るという集団接種の効果についてである。今季、新型ウィルスへの体制整備として、県内においては、新たに3市2町が加わり、33市町村が小児への予防接種助成を実行した。当市内の医療現場からは、小児への助成を求める声があるということが事実であるが、子ども・子育て支援を重点課題にしている新庄市は、残念ながらこの33市町村に該当していない。     (記・叶内恵子) 4月から新庄市立明倫学園が開校します。明倫学園では、小学生と中学生が同じ校舎で過ごすことになります。当然、これまでとは違う学校生活の流れの中で、新たな人との関わり方や義務教育学校としての行事の取り組み方が求められていきます。開校への大きな期待と共に、それ以上の大きな責任を感じています。 僕は、明倫学園の最初の最上級生として、そして最初の生徒会長として、「新たに始まる明倫学園をこんな学校にしたい」という思いが三つあります。 一つ目は、明倫中学校の歴史と伝統を引き継ぎ、「いのちについて深く考えることのできる学校にしたい」ということです。「自分はいのちとどう向き合っていけばいいのか。」「自分はこれからどのように生きていかなければならないのか。」いのちを深く考える日で、僕は何度もそのような答えのない問いについて考えました。考えることは苦しく難しいです。だからこそ、新たな自分の生き方を見つけられるのだと思います。誰もがいのちと向き合い、自分の生き方を模索できる、そんな明倫学園にしていきたいです。 二つ目は、小学生と中学生が共に過ごす中で、「誰もが豊かに関わり合える学校にしたい」ということです。同学年とだけでなく、一年生から九年生までが、学年を越えて関わり合えたなら、毎日の学校生活はこれまで以上に豊かで活発になると思います。いじめがなく、誰もが安心して過ごすことのできる明倫学園でありたい。その思いを胸に、最上級生となる僕たちが中心となって、よりよい人間関係づくりに取り組んでいきたいです。 三つ目は、様々な人との出会いや関わりを大切にし、「地域と共に在る学校にしたい」ということです。これまで明倫中学校は、登下校の見守りや朝のあいさつなど多くの場面で、地域の方々に支えられてきました。僕たちはそんな地域の方々の思いに、どうすれば応えることができるだろう。そう考えたとき、改めてあいさつの大切さに気付きました。これまでも、明倫中生としてあいさつに力を入れてきましたが、これからも一年生から九年生のみんなの、元気で明るいあいさつが響く学校にしていきたいです。 明倫学園を卒業した後、僕たちは夢に向かって、それぞれの進路を進んでいきます。例えそれぞれの進む道は違っていても、自他のいのちを大切にし、多くの人と豊かな関わりをもち、地域の方々と共に生きることができれば、どこにいても自分の人生を輝かすことができるのではないでしょうか。卒業後も、明倫学園の卒業生としての誇りをもって生きていくことができる。そんな明倫学園を自分たちでつくりあげていきたいです。 最後に、明倫中学校での限られた時間を大切にし、明倫学園の開校に向けて、授業はもちろん、生徒会活動やあいさつなどに、誠実に取り組んでいく。それが、これまでの先輩方の思いを受け継ぐことなのだと、僕は思います。 明倫中学校の校舎はやがてなくなります。しかし、明倫中学校が育み続けてきた歴史と伝統は決してなくなりません。これまでの先輩方の思いを受け継ぎ、僕たちは明倫学園開校に向けてさらに成長していきます。 みなさん、夢と希望を胸に、前へ前へと、共に進んでいきましょう。特集「閉校に思いをよせて」「閉校に思いをよせて」夢と希望を胸に明倫中学校生徒会長安達 惺 さんあだち    せい

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