20210209-151
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9R3.2.9◎食料・農業・農村基本法制度、土地改良法改定によって策定を義務づけられた田園環境マスタープランは本市の持続可能な農業、農村実現のために重要である。本市は当該プランに基づく環境と調和への配慮をどのように捉え実践しているのか。市長 環境と調和への配慮としては、事業を計画するにあたり、新庄市環境情報協議会を開催し、地域住民・農業経営者・行政が一緒に調査等を行い、環境に配慮した対策について協議し、計画に反映している。また、日本型直接支払交付金事業では、農地、水、環境の保全と質的向上が図られている。土地改良事業を実施する際は環境に適合するよう配慮し、より良い環境を次世代に引き継いでいけるような農村づくりを行っていく。◎現在、移転工事が進んでいる県立新庄病院、新庄警察署など跡地利用について早急に関係機関と協議を進めるべきではないか。市長 県教育委員会から、最上地区の県立高校再編整備計画〈第2次計画(骨子案)〉が示された。この高校再編については、10月に県の教育次長と担当者が説明に来庁された際、まちづくりとの整合性を図っていきたいとの話をいただいている。また、旧新庄工業高校の跡地も利活用されておらず、県立新庄病院、新庄警察署も移転工事が始まっている。最上広域消防本部も移転の検討が始まった。今後、跡地利用については、都市計画マスタープランとの整合性を図りながら、関係機関にも働きかけ、市民の意向等を踏まえ、跡地等の遊休資産や空◎正に本市の宝である福宮チョウセンアカシジミの保存方法をどのように具体化し後世に引き継いでいくのか。市長 チョウセンアカシジミは岩手、山形、新潟の一部にだけ生息する貴重な蝶で、山形県指定天然記念物に指定されている。現在、福宮地区住民が中心となり組織した「福宮チョウセンアカシジミを守る会」が地元小学生等と協力し、幼虫のエサとなるトネリコの植樹や生息地の環境整備にあたるほか、定期的な観測と調査を継続している。市では、この会の活動を評価すべく県に推薦し「環境やまがた奨励賞」を受賞するに至った。環境保全の点からも、この会を主体とした保護活動を継続している地域の取組を大事にし、市内外への情報発信を含め、行政のサポートについて検討していきたい。き家等も活用したまちづくりを進めていきたい。◎人口減少が進んでいる現状を踏まえて消防団員の定数や班の数の見直しなど組織の改編が必要でないか。市長 消防団組織は、条例で17分団35部95班、定員1194名と定めているが、団員数は年々減少傾向で推移している。団員の高齢化や班員の欠員等が課題と捉え、環境課事務局や各分団で団員の確保に努めるとともに、女性消防隊による火災予防や地域の防災に関する活動など体制を強化している。また、消防団協力事業所の認定制度を設けており、このような体制をより充実することで、入団促進にも繋がると考える。人口減少社会における団員の欠員や班体制のあり方については、関係機関と連携して考えていきたい。一般質問新庄に残すべき宝はこの自然である大型公共施設の跡地利用は街づくりにかかせないもの叶内恵子 議員押切明弘 議員チョウセンアカシジミは里山で人と共生する蝶です。里山が荒れてしまうとチョウセンアカシジミには生きづらい環境になります。福宮チョウセンアカシジミの卵福宮チョウセンアカシジミの卵審議された議案議員の賛否請願の結果人事案件決議案と議会案を可決ようこそ議場へ常任委員会議会報告会一般質問

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