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5広報10.9 2012特集・新庄市まちづくり総合計画 子育て・人づくりプロジェクト 「あっ、クリスティン先生だ!」「制服を着ていると、なんだか大人っぽく見えるね」 四月、久々の再会を喜ぶALTと中学一年生の会話。小学校と中学校で同じALTの先生から英語を習うことができるのは、生徒にとって安心できる環境にあります。 外国人の先生との授業は、どうしても普段の授業よりも身構えてしまいがちです。まして、初対面となればなおさらでしょう。しかし、小学生の時から習っている先生であれば、お互いに顔見知りであり、親近感も湧いてきます。何よりも、すぐに授業に入ることができ、小学校で学習したことをALTと共有し、中学校での指導に役立たせることができるのも、強みだと思います。 平成二十七年度に、萩野中は萩野小・泉田小・昭和小と共に施設一体型小中一貫教育校としてのスタートをきります。これからの英語教育、小中一貫教育を進めていく上で、ALTの果たす役割は重要であり、大いに期待できます。 十五才の時から日本にきて仕事をするのは私の夢でした。二年前に大学生の語学ボランティアとして二ヶ月間、新庄の小中学校の先生方をお手伝いしました。短い間だったけど、いろいろな友だちができたのでまた会いたいと思いました。そして昨年、ついに夢が叶いました。ALTとして新庄にもどってきてよかったです。「この一年間は、ホントにあっという間に終わったね!」 新庄にきて、一番困っているのは教師の仕事は難しいこと。どういう風に英語を教えればいいのか?と悩んだ。英語は話せても教え方は全く知りませんでした。先生方の方法をみたり、ALTのトレーニングに行ったりして、少しずつ英語を教えられるようになってきました。この頃は、子どもたちが授業中楽しんでいるので、自分でも少し自信がついてきました。子どもたちには「ありがとうございます」と言いたいです。みんな明るくて元気でいつも笑顔で、街で会う時もあいさつをしてくれるから、心が暖かくなります。寂しいとき、悲しいとき、調子悪いときも、子どもたちの優しさですぐに元気が出ます。シャイな生徒とも仲よくなれたかなと思います。時々生徒に「前は英語が嫌いだったけど、クリスティンがきたら好きになった」と言ってもらうこともあって、とても幸せです。 二年目になってこれからますます頑張ります。この一年みんなにお世話になりました。これからもよろしくお願いします。Kristin Osani 「これからもよろしく」クリスティン・オサニさんティブ・スピーカーの活用に努めるとともに、地域の実態に応じて、外国語に堪能な地域の人々の協力を得ることなど、指導体制を充実すること」が明記されました。中学校でも、今年度から授業時間数が各学年とも週一時間ずつ増え、四時間となりました。 市校長会をはじめ、学校現場や市PTA連絡協議会、市民の皆さんからの強い要望に応え、この度のALTの配置が実現しました。ALTの配置により、市教育委員会として子どもたちの成長に期待していることは、①小中学生が、より関心や意欲を持って、英語をはじめとする国際理解の学習に臨むこと。②ネイティブ・スピーカーであるALTの指導に触れることで、英語力を向上させること。③広く日本と異なる文化を理解することで、日本や新庄市の良さを理解できるような人になってほしいということです。 ALTの二人は、夏休みの間も、英語弁論大会に出場する生徒の指導、市内高校生の英語クラブとの交流、手製のカードを作っての自身の日本語の勉強と、頑張っていました。二人の熱意ある指導によって、子どもたちがさらに成長することが期待されます。 子育て・人づくりプロジェクトKristin Osani 「これからもよろしく」触れることで、英語力を向上させること。③広く日本と異なる文化を理解することで、日本や新庄市の良さを理解できるような人になってほしいということです。 ALTの二人は、夏休みの間も、英語弁論大会に出場する生徒の指導、市内高校生の英語クラブとの交流、手製のカードを作っての自身の日本語の勉強と、頑張っていました。二人の熱意ある指導によって、子どもたちがさらに成萩野中学校より「ALTと小中連携」 萩野中学校教諭 八鍬貴子さん▲萩野中学校でのクリスティンさんの英語学習指導

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