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5広報11.9 2012 三原さんは、ハウス6棟に約4万本のトルコぎきょうを栽培しています。県立農業大学校で花きについて学び、平成9〜10年度の2年にわたり、若者園芸実践塾で園芸の技術や農業経営について実践的な研修を受けました。 学生時代の研修で初めて目にしたトルコぎきょうに魅力を感じたことをきっかけに、栽培に取り組み13年目を迎えます。トルコぎきょうは、2月から時期をずらして種をまき、最後の出荷が終わるのは11月。その間は、水やりや温度管理など気が抜けない作業が続きます。奥様も育児や家事をしながら手伝い、出荷の準備は深夜まで続きます。 トルコぎきょうは高温の影響を受けやすく、今年は長引いた猛暑の影響で、栽培には厳しい年だったそうです。その中で、9月に行われた「新庄・もがみフラワーフェスティバル2012」で、三原さんのトルコぎきょう「ボヤージュブルー」が、200点近い出品作から、最高賞の山形県知事賞を受賞しました。 三原さんは、仲間たちとの交流を励みに、また次の若い生産者が育ち、新たな仲間が増えることを期待しているそうです。若手農業者として、三原さんの今後ますますの活躍が期待されます。①店舗は昔の農機具庫を改装。②新鮮な野菜が並んだ店内。③トルコぎきょうなどの花も並ぶ。トルコぎきょう栽培に   取り組んでいます!三原 誠さん(小泉)工品などが販売されていました。精算所の後ろには、会員の顔写真を掲示し、商品には生産者の名前が明記され、消費者に安心感を与えます。 『産直まゆの郷』はエコロジーガーデンの一角にあります。生産者である会員は約百二十人。豊富な農作物を揃え、季節ごとのイベントを行っていて、特に休日は大勢の買い物客でにぎわいます。■やりがいある農業の確立 これまで述べてきた「意欲ある農業者の育成支援、生産基盤の整備、交流拡大による農村コミュニティーの活性化」などは、新庄市の農業を、やりがいのある産業として確立するために欠かせないものです。めまぐるしく変化する農業情勢や、環境の変化に的確に対応した農業施策を積極的に推進し、農業者や関連団体とともに、元気な農業を目指します。❶❷❸

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