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5広報12.10 2012小型除雪機をお貸しします 町内会などを対象に、短期間の「除雪機の貸出」を実施しています。 除雪機の貸出をひとつのきっかけとして、冬期間に地域が抱える問題を解決するために、市ですべきことと地域でできることなど、新たな地域づくりを皆さんとともに考えていきましょう。■対象団体 町内会■貸出期間 十二月十九日㈬〜三月十五日㈮■貸出日数 一日〜五日間程度■貸出台数 一台■利用方法 町内での公的な除雪(高齢者住宅・生活道路・通学路など)■申し込み 十二月十七日㈪〜■申し込み先 都市整備課雪対策室へ。☎内線533・534※なお、保管場所が確保できる団体には、長期の貸し出しもできます。特集雪雪で広がる地域の輪少子高齢化が進んで高齢者だけの世帯が多くなり、雪の処理に苦労している世帯が増えています。また東日本大震災を機に、地域内での助け合いの必要性が特に注目されるようになりました。市では町内会などを対象に除雪機の貸出事業を行っていますが、それを活用して高齢者宅の除雪ボランティアを行っている桧町町内会の活動を紹介します。 桧町町内会の除雪ボランティアは、平成十七年に始まりました。 市と除雪業者、町内会による除雪説明会を開催したときに、沼田小学校付近の歩道の安全確保に関する問題が出されたのがきっかけでした。車道と歩道の除雪には時間差があるため、車道除雪で寄せられた雪が通学時に残っており、歩道に段差ができているというもので、この問題を地域で解決しようと考えました。 はじめは、町内会や子ども会など、住民が二人一組の当番制で対応していましたが、現在は、その歩道近くの方にお願いしています。さらに、平成二十二年に、この活動用に市役所から小型除雪機を借り受けた(下段参照)のを機に、除雪に困っている高齢者世帯などのボランティアも引き受けることにしました。「桧町アダプトの会(齋藤正昭会長/会員二十四人)」のメンバーが、屋根からの落雪処理、たまった雪の排雪、雪下ろしなどを行っています。町内会報を見た人から相談を受けたり、民生委員さんからの情報などで対象世帯を決め、「すぐに対応」を心がけています。 「町内会が主体となり、地域の人や団体に協力してもらいながら運営する」という体制ができ、除雪ボランティアを受けた世帯からの評判も良いので、今後もこの活動を続けていきたいと思っています。 ただ、これで桧町の雪に関する問題がすべて解決するわけではありません。困ったことがあれば要望を出して欲しいと町内会総会で呼びかけたり、会報で除雪のルールの徹底を呼びかけたりしていますが、雪に関するトラブルは解決が難しいのが現状です。地域内の「流雪溝整備」が遅れていることも大きな課題です。 地域でできることは、地域が行い、地域では解決できないことは、行政に支援を求めながら、地域の人が安心して暮らせるよう努めていきたいと思っています。います。さらに、平成二十二年に、この活動用に市役所から小型除雪機を借り受けた(下段参照)のを機に、除雪に困っている高齢者世帯などのボランティアも引き受けることにしました。地域で除雪ボランティア桧町町内会会長(桧町2区区長) 押切 守さん※町内会で、機械の運搬と傷害保険への加入が必要です。

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