2013koho01
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2  新年あけましておめでとうございます。 市民の皆さまにおかれましては、ますますご健勝にて新年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。 昨年は、国内外とも多難な年で、尖閣諸島・竹島の領有権問題により、中国、韓国との外交関係が悪化、経済・観光交流などに大きな痛手となり、師走には北朝鮮のミサイル発射騒動などもありました。国内では、膨れ上がる社会保障費の財源確保のために消費税増税法案が可決されました。そのときの三党合意に基づき、野田総理は衆議院を「近いうち解散」と発言、師走選挙となりました。新政権には、日本の将来の制度設計を明確に示していただきたいと思います。 一方本市では、二年連続の豪雪に見舞われ、今冬こそは少なめにという祈りもむなしく、師走に入ってすぐの大雪に市民の早すぎるとの声。その中で、近年の少子高齢化の影響もあり、空き家に関する不安の声が非常に大きくなっています。そうした不安を取り除くひとつの手立てとして、昨年の十二月議会に「空き家等の適正管理の促進に関する条例」を提案し可決されましたが、制度の活用が少ないことを願っています。また、ここ数年の懸案でありました実質公債費比率が市民の皆様の協力をいただき、一六・三%と早期健全化基準を下回り、健全化に向けた取り組みの成果を同じく十二月議会で報告することができました。引き続き財政再建プランを堅持し、今後の公共施設等の改修維持等に備えてまいります。 新たな動きとしては、旧蚕糸試験場(エコロジーガーデン)が国の登録有形文化財に指定されることになり、新庄の魅力がさらに増えました。また、「新庄まつり」の百万人誘客構想の実現のために、テレビCMの活用、全国伝統のまつりポスターコンクール、インバウンド(訪日観光客)誘致事業、二十六日の後祭りの充実、ふるさと応援隊の結成などを進めて来ました。年末には、運送会社の好意により、新庄まつりの絵柄が側面に施された大型トラックが完成しました。このトラックが全国を走ることで、新庄まつりの宣伝に大きく寄与するものと期待しています。 今年は巳年、蛇は脱皮を繰り返すことから、「復活と再生」にふさわしい干支です。日本の復活と再生の年になることを祈りながら、本市においては、様々な取り組みを通して元気なまち「新庄」を情報発信することで、雇用や交流人口の拡大につなげ、郷土愛を育て将来に向けた大きな財産づくりの年としたいものです。「心豊かに笑顔輝く元気なまち新庄」となるよう知恵を絞り、汗をかきながら取り組んでまいります。新年を迎えて

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