2013koho05
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13広報 子どもの頃から機械が好きだったので、鶴岡工業高専の機械工学科に進学しました。地元新庄のものづくり企業に就職したいと思い、卒業後にこの会社に入りました。昨年4月のことです。 この会社は、環境分野に関する測定機器(身近な例としては、下田公園に県が設置している大気汚染測定装置)が主力製品です。私はオゾン測定器(光化学スモッグの測定用)の製造部門に配属されたのですが、たくさんの製品を同時進行で、納期厳守で組み上げたり調整したりしていく作業は大変でした。社会人1年目で分からないことばかりでしたので、先輩社員に支えられながら、最近ようやく少しずつ慣れてきたかなと、振り返っているところです。 同期入社は私を含め2名のみ。それだけに周囲の期待に応えて早く一人前の技術者に成長しなければいけないと感じています。当面の目標は、製造に習熟するだけでなく、開発部門に対して提案をしていけるような人材になることです。いきいき仕事人!しんじょうの農業伊藤政樹さん(二枚橋) 今年農業大学校を卒業して、実家である小島バラ園で働いています。現在25種類のバラを生産していますが、バラの魅力は何と言ってもその豪華さや、華やかさだと思います。 まだまだ、社長の技術には及びませんが、学生時代に研究していた、紫外線や害虫の天敵を使った減農薬法で、生産コストを下げながらもさらに高い品質のバラ作りに挑戦してみたいと思っています。 温度管理が難しいバラの生産にとって、長く厳しい新庄の冬は大変ですが、日本一の品質を目指して今後も頑張ります!私が作っています!小島バラ園小島 祉よし修なおさん(月岡)Company File № ❷山形東亜DKK株式会社 山形ディーケーケー㈱として平成2年新庄中核工業団地に設立。平成4年操業開始。平成19年に現社名に変更。水質、大気などの各種計測機器を、開発から製造まで一貫生産している。また、インターネット直販にも力を入れている。従業員109名 バラは、人類が誕生するよりもはるか昔の3千万年前には、北半球の広い地域に分布していたことが分かっています。日本はバラの自生地として世界的に知られていますが、古くは「万葉集」にも歌が詠まれているなど、日本人にゆかりが深く、「花の女王」として広く愛好されています。山形県のバラは、切り花生産額でも長年全国でトップクラスです。本来の旬は春で暑さに弱いのですが、山形は夏でも夜には気温が下がるため高品質なバラを出荷できます。このため、全国の市場から、その品質について信頼を得ています。母の日に一気に需要が多くなることから、5月頃から最盛期となります。バ ラ奮 闘 中 ! 山形東亜DKK㈱ 製造部製造2課澤野裕ゆう大だいさん(北町)企業ZOOM UP!Mズームアップ05

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