2013koho06
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13広報 平成12年に大学へ進学後、企業経営に関心を持ち、経営工学(プロジェクトマネジメント)を専攻。大学発ベンチャー起業公募に応募するなど、経営に関する研究を行ってきました。卒業後に地元新庄へ戻りこの会社に就職。現在は新技術開発業務と広報業務を担当しています。 当社は、東北大学との産学連携により、泥土リサイクル技術「ボンテラン工法」(フランス語で「良い土」という意味)を開発し、全国の建設現場でご採用いただいております。一昨年の東日本大震災の被災地では、この工法で施工した河川堤防などが被災せず、国土交通省より「東日本大震災で効果を発揮した技術」の一つに選定され、テレビや専門誌の取材など、各方面から大きな反響がありました。 建設業界での新技術開発は大手ゼネコンがその中心ですが、私の目標はそれらの大手企業に負けないアイディアと技術力で、より社会に貢献できる新たな環境技術を開発することです。いきいき仕事人!しんじょうの農業井上順一さん(泉田) 専門学校卒業後から、実家に戻り家業を継いでいます。 さくらんぼの品種は、佐藤錦が代表的ですが、他にも色々な種類があり、それぞれに味や色の違いなどがあります。家では佐藤錦のほか、5種類ほど栽培しています。 さくらんぼの場合、苗を植えてから収穫できるようになるまで5〜10年かかることや、少しでもハウスをかけるタイミングを間違うと、鳥害ですべて駄目になってしまうことなど、栽培には非常に神経を使います。その分、収穫の喜びもひとしおです。 今後は生産農家として、さらに作付面積を増やし、新庄産のおいしさを全国に伝えていきたいです。私が作っています!Company File № ❸株式会社森環境技術研究所 平成12年設立。東北大学との産学連携で開発した泥土リサイクル技術「ボンテラン工法」は、建設現場で発生した泥土に古紙と固化材を混合し、その場で盛土材として再利用する画期的な新技術で、平成20年に内閣府主催の産学官連携功労者表彰において国土交通大臣賞を受賞。各方面より高い評価を得ている。従業員7名 山形を代表する農産物のひとつであるさくらんぼ。「赤い宝石」と称されるほど輝かしく、みずみずしい真っ赤な果実は、初夏の楽しみです。山形県はさくらんぼの栽培に適した、霜害・台風被害の比較的少ない気候で、日本で生産されるさくらんぼの約7割を生産しています。新庄のさくらんぼは厳しい冬を乗り越えるため樹が強く、また、昼夜の寒暖差が大きいことから果実に甘みが凝縮されるので、味が濃いのが特徴です。6月末から7月上旬にかけて出荷が始まります。新庄産のさくらんぼは市内の学校給食にも提供され、子どもたちにも喜ばれています。さくらんぼ奮 闘 中 ! ㈱森環境技術研究所 森 勇人さん(小田島町)企業ZOOM UP!Mズームアップ06

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