2013koho07
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10熱中症■熱中症って? 高温多湿な環境にいると、体内の水分や塩分のバランスが崩れやすく、体温調節機能がうまく働かずに、体内の熱を逃がせなくなることがあります。すると、めまいや頭痛、吐き気、筋肉痛や大量の発汗、倦怠感などの症状が引き起こされます。このような状態の総称を熱中症と言い、重症になると意識障害が発生するなど、命に関わる場合もあります。 熱中症は、体調不良や、暑さに体がまだ慣れていないなど、個人の体調による影響が重なることで発生しやすくなります。急に暑くなった日などは特に注意が必要ですし、屋外で活動中のときだけでなく、室内で特に何もしていなくても発症することがあります。十分に注意しましょう。■こんな日は特に注意を! 気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い。こんな日は、汗の蒸発が不十分になるなど、体から外気への熱放出が減少します。すると、熱中症の危険が高まってしまいます。■高齢者・幼児は特に注意! 熱中症患者の多くは六十五歳以上の人です。年齢が増すにつれ、暑さを感じにくく、汗をかきにくくなってしまうからです。のどが渇かなくても水分補給するなど、日頃から気を付けておきましょう。 また幼児は、汗腺などが未熟で、汗による熱の放出がうまくできません。また、身長が低いことなどから、照り返しにより高い温度にさらされる危険が大人より高まります。子どもを十分観察し、こまめな水分補給や服装・日頃の体調管理に気を配りましょう。夏は楽しい季節です。 は夏の「注意」も必要です。◎詳しくは、健康課健康推進室へ。☎内線514予防のため次のことに注意しましょう①水分と塩分を補給しましょうこまめな水分・塩分の補給が大切です。高齢の方は、のどの渇きを感じなくても水分補給が必要です。②熱中症になりにくい室内環境をつくりましょう扇風機やエアコンを上手に使って温度調整しましょう。遮光カーテンやすだれを使ったり、こまめに換気することなども効果が期待できます。③ときどき室温を確認しながら、体調や状況に合わせて工夫しましょう通気性が良く、吸湿・速乾性の高い衣服を着用したり、保冷剤や氷、冷たいタオルなどで体を冷却する方法もあります。④外出のときも注意しましょう日傘や帽子を着用したり、日差しを避け、日陰などを利用してこまめに休憩しましょう。天気が良い日の日中の外出はできるだけ控えましょう。熱中症は予防が大切です!熱中症の発生は、7~8月がピークです。熱中症を正しく理解し、予防に努めましょう。症状による対処法を知りましょう涼しい場所へ避難させる。安静にする。水分・塩分を十分に補給する。意識障害・けいれん(呼びかけに対する反応がおかしい)運動障害(歩けない)高体温(触ると熱い)■症状と重症度 ■対処法頭痛・吐き気・おう吐。体がぐったりする。倦怠感・脱力感。集中力・判断力の低下中度重度■医療機関への受診受診が必要(口から水分がとれない場合なども受診が必要です)症状が改善しないめまいたちくらみこむら返り軽度受診の必要なし症状が改善➡➡《迷わずに救急車を呼びましょう》涼しい場所へ移動し、安静にする。体が熱ければ衣服を脱がせ、熱を放散させる。保冷剤などで冷やす(首、わきの下、太ももの付け根)。➡➡➡

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