2013koho07
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8■「地域社会」の再構築を 住民同士で支え合い、協力し合うことで作り上げられる「地域社会」の存在は、これまで、防犯や教育など、さまざまな面で私たちの生活に大きく貢献してきました。しかし、少子高齢化や核家族化の進行、人々のニーズの多様化などにより、昔のような「地域社会」を維持することが全国的に難しくなりつつあります。このような中、東日本大震災は、私たちに「地域社会の重要さ」を強く再認識させました。近所どうしの助け合いの有効性は、被災地だけでなく、日本中の人々が感じたことではないでしょうか。今、「地域社会の再構築」が、全国的に取り組まれています。■地域力向上のカギ 町内に限らず、組織がさまざまな事業を行うとき、「カギ」となるのが、リーダーの存在です。町内には、区長をはじめ、さまざまな分野ですでにリーダー的な役割を担っている人たちがいます。こうした人たちを支援し、円滑な地域づくり活動につなげていくことを目指しているのが「地域リーダー講座」です。 講座は、ワークショップ(※)形式としており、今年度は、区長や民生児童委員、健康福祉推進員、町内会の役員、老人クラブの代表者などを対象に開催しています。地域のつながりが弱くなったといわれる一方で、その必要性や重要性が再認識されています。地域社会を再構築する取り組みが始まっています。※ワークショップとは?作業を交えるなど、参加者が自発的に発言できるように工夫しながら、参加者全員で課題解決の方法などを考えるものです。地域の課題解決などによく用いられます。みんなでつくる  地域力人ふれあうまち地域の絆

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