2013koho09
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12◦被保険者(国保加入者)の状況 平成24年度末の被保険者は、11,221人と、前年度に比べて445人(3.81%)少なくなっています。近年は、被保険者数が年々減少傾向にあります。◦財政状況 平成24年度は、7年ぶりに国保税の税率改正を行いましたが、後期高齢者医療や介護保険への支出が年々増えており、依然厳しい状況です。税収は前年度と比べて約1億6千万円増えましたが、国保会計から支払った医療費など(保険給付費)も微増し、25億8千万円でした。単年度決算補てんのため、市の一般会計から8,100万円を超える法定外繰り入れを行ったことから、形式的には1億3,807万円の黒字となっていますが、前年度繰越金を除いた実質収支は7,602万円の赤字です。また、預貯金にあたる国民健康保険給付基金は平成23年度に使い切っており、現在残高がない状況です。今後の医療給付費の伸びを注視し財政運営を進める必要があります。 なお、この決算については、9月定例会で審議されることになっています。◦医療給付の状況 被保険者が医療機関の窓口で支払う一部負担金を含めた平成24年度の医療費は31億3千万円強で、前年度と比較して微増でしたが、被保険者一人あたりの医療費は27万9,371円と前年度に比べ、10,688円(3.98%)増となりました。近年は被保険者が減少する一方で一人あたりの医療費が増加するという傾向が見られます。 一般に医療費が増える主な原因は長期治療を要する慢性疾患患者の増加、医学の進歩や高度化による診療費の増加、病気がちな高齢者の人口増加、何度も病院を変えることによる医療費の増加などが上げられます。医療費は今後も増えていくことが予想されますが、一人一人の心がけでその上昇を抑えることができます。◦保健事業について 40歳から74歳の被保険者を対象に特定健診を実施しています。特定健診は生活習慣病の早期発見を目的とした健康診断ですが、受診率は33%と低い状況です。◦医療費適正化対策について 個々の医療費支払い総額を知っていただくための医療費の通知、また、300円以上の負担軽減が見込まれる被保険者に対しては、ジェネリック(後発)医薬品の利用促進のお知らせを送付しています。届いた場合は、ぜひ内容を確認してください。健康づくりに心がけ、医療費の節減にご協力を!1.喫煙や塩分の取り過ぎなどの生活習慣を見直し、栄養・運動・休養をバランスよくとりましょう。2.安心して日ごろから相談できるかかりつけ医を持ちましょう。3.休日、夜間の受診は、新庄市夜間診療所を利用しましょう。4.同じ病気で複数の医療機関を受診する重複受診はやめましょう。5.医師の処方する薬は、効能・用量などを十分に理解したうえで正しく服用しましょう。また、ジェネリック(後発)医薬品の利用について、医師と相談してみましょう。6.病気は自覚症状がなく進行することがあります。年一回は健診を受けて健康管理に役立てましょう。国民健康保険は、被保険者が納める税と、国や県などの財政支援により運営されています。厳しい運営状況が続いていますが、医療給付が増えれば、それだけ運営も厳しさを増します。医療費の節減に、ぜひご協力をお願いします。平成24年度国民健康保険の運営状況をお知らせします歳入総額42億1,750万円国庫支出金10億6,034万円療養給付費交付金3億0,226万円県支出金2億3,487万円共同事業交付金4億7,697万円一般会計繰入金2億8,910万円前年度繰入金1億3,292万円そのほか835万円前期高齢者交付金5億9,917万円歳出総額40億7,943万円保険給付費25億8,018万円後期高齢者支援金5億8,408万円共同事業拠出金5億1,217万円介護納付金2億8,123万円総務費ほか9,037万円保健事業費 3,140万円国民健康保険税11億1,352万円◎健康課国保医療室☎内線512

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