2013koho10
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温故知新庄!?文字を見やすくしました本文にモリサワユニバーサルフォントを使用しています。故きを温ねて新庄を知る平成25年10月9日号(No.670) ■編集・発行/新庄市 総務課 〒996–8501 新庄市沖の町10–37 TEL.0233–22–2111 ■制作・印刷/共栄印刷株式会社 14,000部発行広報10ホームページでさらに詳しい取材記を掲載しています。笹新右衛門の鎧と  村山槐多の名画 軍師笹新しんえもん右衛門は、戊辰戦争における新庄藩のキーマンとして活躍した人物であり、村山槐かいた多は、大正八年に二十二歳の若さで他界した愛知県岡崎市生まれの天才画家である。この二人に接点はまったくないが、なぜか笹家に槐多の絵が伝わっている。 新右衛門は、足が不自由な上、容姿にコンプレックスがあったらしく、子孫への影響を憂慮して息子の秀松の嫁に庄内美人を、と考え、松山町から操子を迎えた。操子は、槐多の遠縁であったらしく、そのような関係で、秀松は、極貧の魁多を励まし支えたらしい。 こうして、魁多の作品の「湖水と女」(ポーラ美術館所蔵)に操子が、「のらくら者」(横須賀美術館所蔵)に秀松がモデルになるなど親交が深まり、笹家に槐多の絵が残されることになる。0かむてん奮闘記

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