2013koho11
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10 市では、行政活動を効率的・効果的に進めるため、行政評価を実施しています。 評価は昨年度(平成24年度)に実施した事務事業についての内部評価と、より一層市民の意見を取り入れたものとするために実施した外部評価(市民評価)で行ってます。 まず、この行政評価とはどのようなもので、どのように行政運営に活用していくのか、市行政評価アドバイザー東北公益文科大学教授和田明子先生に解説いただきました。新庄市行政評価アドバイザー東北公益文化大学教授 和田明子氏 ■行政評価とは? 行政活動の目的を明確にしたうえで、その成果を数値化して評価し、PDCAマネジメントサイクル(行政評価システムイメージ図)によって、行政の意思決定から改善にいたる経緯を明らかにしながら客観的に評価や分析を行うものです。■結果をどのように活用するのか 新庄市では、まちづくりの指針として「新庄市まちづくり総合計画」を策定しています。この計画はイメージ図の円錐のように、「基本構想(政策)」「基本計画(施策)」「実施計画(事務事業)」に分かれていて、それぞれ目的と手段という関係になっています。 この施策と事務事業を対象とし、それぞれの目的達成度を把握しながら、効果的に総合計画を推進していくために活用しています。■事務事業評価の目的とは 事務事業について、「何を対象に」「どのような手段で」「どのような状態にしたいのか」を明らかにし、その事業の活動量、成果、投入資源を分析し、課題に応じた改善方法を検討することで、より市民ニーズに対応した効率的な行政サービスを実現することを目的としています。■事務事業評価と施策評価の関係 前段で説明したとおり、基本構想である政策と、基本計画である施策、実施計画である事務事業は、それぞれ目的と手段という関係になっています。 この手段をPDCAマネジメントサイクルを用いて改善することで、上位にある目的を効率的に推進していくことができます。その結果、総合計画全体を推進していくことに繋がっていくのです。■最後に 行政に限ったことではありませんが、内部評価だけでは甘くなりがちです。それを市民の目線で見直すのが市民評価です。地方分権の進んだ今、がんばっている地域とそうでない地域との差は大きくなりますので、市民一人一人が行政に関心を持ち、より良いまちづくりに参加してほしいと思います。◎詳しくは、総合政策課企画政策室☎内線216※施策評価の結果は、広報しんじょう三月号でお知らせします。基本構想(政策)基本計画(施策)実施計画(事務事業)Plan計画Do事業実施 実施しています目的目的事務事業評価と市民評価

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