2013koho11
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7広報11 新庄農業振興地域整備計画では、地域特性を活かした水稲との複合経営、農産物の高付加価値化などを進めることで、次のような農業経営を目標にしています(一部紹介します)。■個人経営生産する作物など(栽培面積・飼養頭数など)目標総所得水稲(7ha)+加工用米(1ha)+大豆(5ha)434.4万円水稲(3.1ha)+ネギ(0.4ha)+ウルイ(0.3ha)+その他406.6万円水稲(2ha)+ニラ(0.4ha)+ネギ(0.4ha)+その他415.2万円水稲(3.1ha)+トルコギキョウ(0.2ha)+その他405.4万円水稲(4ha)+ナメコ(2万玉)+ニラ(0.2ha)+その他401.8万円水稲(4ha)+飼料作物(2.7ha)+繁殖牛(20頭)408.4万円水稲(3ha)+飼料作物(2ha)+乳用牛(20頭)459.9万円水稲(4.6ha)+サクランボ(0.2ha)+タラノメ(0.3ha)+その他435.8万円■組織経営生産する作物など(栽培面積など)目標総所得水稲(30ha)+加工用米(5ha)+飼料用米(13ha)+作業委託(5ha)2,343万円 「減反制度で作付けできない農地を何とかしたい。当時、栽培方法などが確立されていなかった花の生産にはチャンスがあると思った」 こうして赤間さんたち数名が、花栽培に取り組んだのが20年前。今や新庄は、トルコギキョウなどの花の産地として、首都圏の市場でも高い評価を得ています。「産地を確立するには、長期安定した出荷が必要。取り組む人を増やし、品質も向上させなければならず大変だったが、やって良かった」と赤間さん。「好きなものを植えて、しかもお金になる。これが農業の魅力。また、冬でもビニールハウスで花が咲いている風景には感動するなぁ」。 仲間とともに、品質保証やトレーサビリティなどを目的とした花の総合的な認証(MPS)を取得するなど、今も前進を続けています。5年後の目標を尋ねると「売上げ5,000万円を目指したい」と力強く語ってくれました。切り花◎赤間初男さん (昭和)る)と肥育(肉牛の育成)、それに酪農が主である畜産では、飼育技術の向上や、自給飼料確保などによる経費圧縮などに触れています。 さらに、農産物の安全安心とトレーサビリティ(追跡可能性)の確保にも適切な栽培履歴管理を進めながら、十分な配慮をしていきます。このことは、全国的な課題ですが、当市内でもしっかり取り組まれています。■元気な農家を応援 厳しい状況の中でも、信念をもって取り組んでいる新庄の農業人。市も、農協をはじめとする関係機関や団体とともに、できる限りの応援をしていきます。 農業に携わる人以外には、農業といわれてもなじみが薄いかもしれません。しかし、当市でも米はもちろん、畜産、野菜花、果樹、きのこなど、いろいろな部門で、農家の皆さんが頑張っています。 地域に根ざす産業のひとつとして、新庄の農業をもっと知ってみませんか。市報でも、随時紹介していきます。◎農林課農林振興室☎内線261トルコぎきょう農の魅力農業のスペシャリストに聞く

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