2013koho12
20/20

温故知新庄!?文字を見やすくしました本文にモリサワユニバーサルフォントを使用しています。故きを温ねて新庄を知る平成25年12月9日号(No.672) ■編集・発行/新庄市 総務課 〒996–8501 新庄市沖の町10–37 TEL.0233–22–2111 ■制作・印刷/共栄印刷株式会社 14,000部発行広報12ホームページでさらに詳しい取材記を掲載しています。湯殿山信仰と サンゲサンゲ 市内金沢八幡神社にある湯殿山碑は、化政文化期に江戸で活躍した書家である亀田鵬ぼうさい斎の揮き毫ごうです。湯殿山は、月山、羽黒山とあわせて出羽三山と呼ばれ、五穀豊穣をもたらす神として厚く信仰され、市内に多くの石碑が残されています。 湯殿山のお年越しの日の十二月七日にサンゲサンゲが行われます。サンゲサンゲとは、この行事で唱える三山拝詞「さんげさんげ 六ろっこんざいしょう根罪障」に由来するもので「さんげ」は、懺悔に通じます。七日の晩に、一週間ほど行屋に泊まり込んで精しょうじんけっさい進潔斎した「お行様」が、数十本の太い和蝋燭の灯が黒煙を上げる祭壇の前で、三山拝詞を唱えます。最後に、後で待ち構えていた子どもたちが、供物を取ろうとお行様を強く押します。それを守ろうとするお行様との攻防は圧巻です。しかし残念ながら市内でサンゲサンゲが伝承されているのは本合海だけとなったようです。0かむてん奮闘記

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 20

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です