2013koho12
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 除雪作業は午前3時からですが、出動指示があるかどうかは、それまでの降雪量や前夜の状況から何となくわかりますので、たいていは、指示よりも前に気持ちの準備はできています。指示を受け、機械の準備をしますが、何より大事なのは自分の心づもり。安全かつ丁寧に、速やかな作業が求められます。乗った瞬間から、自然に気持ちは引き締まりますが、その集中力を最後ま で維持しなければなりません。 午前7時30分終了を目途に作業します。道路幅や状況によっては、終了が遅くなってしまうこともありますが、ご理解いただきたいと思います。 作業が終わると、除雪車のチェーンやオイル、ボルトなどをしっかり確認します。日誌の記帳などが終わると家に帰って休憩です。しかし、正月すぎには、積んだ雪の排雪や、急な降雪による除雪作業などもでてきます。そしたまた次の定時出動…と、このサイクルが春まで繰り返されます。休む時間は減りますが、集中力は切らせません。 除雪のとき、特に気をつけているのがグレーチング(側溝などの鉄製のふた)の開閉状況です。巻き込むと機械が壊れるのはもちろんですが、その衝撃は大きく、けがをすることがあるのです。きちんと閉めてほしいとは思うのですが、トラブルが発生するときはたいてい大雪で雪の寄せ場所に困るようなときですから、やむを得ない状況だったのでしょう。ただ、せめて目印があったらな…と感じたこともありました。 いろいろと苦労はありますが、除雪の仕事はだれでもできるわけではなく、特殊な技術や知識が必要な仕事と思っています。そしてその点に、使命感ややりがいを強く感じています。これからも、体が動く限り続けていきたいです。安全に、丁寧に、そして集中。沼田建設㈱ 土木部土木課主任除雪オペレーター 押切 一かずや家さん9広報雪対策事業の一部を紹介します◦流雪溝整備事業◦ 流雪溝の整備は、「第2次総合雪対策基本計画」に基づき順次進めており、平成24年度末の進捗率は52%となっています。◦新庄市消流雪用水事業◦ 市内の河川は、冬になると極端に流量が少なくなり、流雪溝の水量に影響します。既存の「国営新庄農業水利施設」を活用し、豪雪期(1月~2月末)に最上川から取水して水量の確保を行います。●取水量0.6t/秒 ●通水時間午前6時~8時、午後2時~4時 午後6時~8時の計6時間●受益面積135ha◦雪に強いまちづくり事業補助金◦ 次の経費の一部を補助しています。●生活道路等の除雪に要した経費(10戸以上、50m以上)●消雪パイプ施設の布設に要する経費(10戸以上、30m以上)●揚水機施設の設置に要する経費(10戸以上、30m以上)●消雪溝施設揚水機施設の設置に要する経費(10戸以上、30m以上)●除雪機の購入に要する経費(5戸以上、除雪する道路延長が100m以上)◎お問い合わせは、都市整備課道路維持管理室 ☎内線529~532へ12

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