2014koho02
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4■ かむてんの誕生 昭和六十年代、市では、市民の手による民話の里づくりがスタートしました。当時、民話の里として有名だった岩手県遠野市では、河童伝説が有名でした。そこで、遠野に対抗するために産まれたのが、「神室の天狗」でした。そして平成七年からはじまる民話によるまちおこし「昔語りのきこえるみち事業」によって、この神室の天狗に命が吹き込まれます。 本市出身の人気漫画家である、冨樫義博氏により、平成六年十二月にこの事業のイメージキャラクターとして五種類のイラストが製作されました。そしてその後、公募によって、このキャラクターに「かむてん」という名が与えられました。 かむてんという名には、「神室の天狗」という意味と、「Come(かむ)、店 商店街にお客様を」という二つの意味が込められています。■ かむてんの現状 平成六年に誕生してから、今日まで、市内のいたるところにかむてんのデザインが使用されているほか、かむてん公園などの愛称でも、その名が利用されています。 ところが、下のアンケート結果からもわかるとおり、誕生から二十年も経過しているにも関わらず、認知度や関心が低いという状況にありました。 ゆるキャラブームと言われる昨今、自治体のキャラクターは二千体以上存在しています。しかしながら、現役の人気漫画家が製作したデザインであり、ブームの起こるはるか昔から存在したかむてんは、市のシンボルとして大きな潜在能力を秘めているはずです。 かむてんを今まで以上に市民に愛され、永遠に新庄と共にあり続けるキャラクターとするため、市では次のような取組みを行っています。かむてん の歴史平成6年12月昔語りのきこえるみち事業イメージキャラクターとして、市出身漫画家冨樫義博氏がデザイン平成7年7月市民公募により「かむてん」という名称に決定平成9年かむてん着ぐるみの完成平成10年10月新庄郵便局より「かむてんはがき」発売平成12年2月冨樫義博氏原画展「冨樫義博の世界」ゆめりあで開催平成12年3月「新・昔話かむてん」発刊平成13年10月新庄駅東口 最上中央公園の愛称が「かむてん公園」に決定平成14年6月やまがた花咲かフェアに巨大かむてん花アートが登場かむてんアンケート結果■対象:市内中高生2,183名 ■実施日:平成25年10月(資料協力 公益社団法人 新庄青年会議所)はいどちらともいえないいいえ020406080100%市のシンボルキャラクターが「かむてん」だと知っていましたか  61.6%43.1%7.0%49.9%25.3%24.6%50.0%32.5%7.6%59.9%25.4%13%「かむてん」に興味はありますか「かむてん」に関する商品が販売していることを知っていましたか「かむてん」をデザインしたのが、市出身漫画家冨樫義博先生だと知っていましたか誕生から20年 さらなる活躍を0特集

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