2014koho02
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  地域力人ふれあうまち加者間での情報共有・交流の場としての役割も果たせたようです。ただ、アンケート結果でも明らかなように課題も見えてきています。これらの課題を改善しながら、来年も継続してこの講座を開講する予定です。 まず、来年度は、参加対象を絞らず、だれでも自由に申し込めるようにします。 また、活動事例や行動計画などを議論の参考となるものを予め用意したり、ワークショップだけでなく体験学習を取り入れることで、参加者がより理解しやすく、地域活動へ結び付けていきやすい講座となるような工夫をするとともに、参加者のその後の活動へのフォローを充実させて参ります。 なお、来年度も「地域住民の健康づくり」をテーマとする予定ですが、日程も含め、詳細が決まりましたら、市報などでお知らせしますので、ぜひお気軽にご参加ください。また、地域づくり支援モデル事業など、地域住民が主体となった活動を応援するための事業もありますのでお問い合わせください。みんなでより住みやすい地域を創っていきましょう。◎総合政策課地域支援室☎内線2189広報02地域づくりで 元気なまちに金沢新町区長 前盛 知見さん 講座を通し、新庄市がめざす地域づくりを再認識しました。特に「健康で楽しく暮らせる地域づくり」のためには、子ども・大人・高齢者・病気や障がいを持った人などいろいろな立場の人の願いを理解し、地域の宝物を有効活用して取り組むことが最も大切と改めて実感しました。当町の「宝物」は、ふれあいサロン、共同作業、餅つき大会、お祭、若連活動。まずはこれらを今以上に盛り上げながら、さらに元気なまちにしていきたいと思いました。 講座では、新庄のさまざまな地区の区長をはじめとする皆さんから、地域の健康づくりに向けた貴重な体験談や、これからの健康づくりに向けた提案などを伺うことができました。 この時、ふと思い出したのが、新庄市と同じような豪雪地で、命を守る取り組みとして乳児死亡率ゼロを打ちだし、それを達成した岩手県旧沢内村のことです。ご高齢の方にとっての雪は、生きることと隣り合わせの深刻さを伴うことがあります。もう一方で雪は、そこに生きる人たちの精神と体を鍛えるという、特に子どもたちへの恵みの部分もあります。これらを組み合せて、新庄の発展に寄与できないだろうか。例えば、高校生たちが部活動として雪かきをして、遠征費や活動費などに充てるなど、高校生の主体的な活動の幅が広がる仕組みにつなげられるのではないだろうかとも思った次第です。 来年度の地域リーダー講座では、子どもたちや若い人たちとの心の循環型社会を目指すことで新たな健康づくりに結実できればと願っています。ぜひ、多くの方に参加していただければと思っています。▲手前が前盛さん今年の講座を 振り返って山形大学 地域教育文化学部佐藤 慎也教授

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