2014koho03
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  教育力人学びあえるまち■ 三学期制の良さとは こうした結果と、小中一貫教育推進の観点などを踏まえ、市内全ての小中学校は、準備ができ次第三学期制へ移行開始、平成二十七年度には完全移行、との結論になりました。新たな三学期制の特徴は次のようになります。①通知表発行回数の増加 学習定着度を判断する機会が増えます。特に中学校では、定期テストの回数が増える場合もありますが、間隔が短くなると出題範囲は狭くなり、学習意欲を持続させやすいなどの効果も期待できます。もちろん小学校においても、短かい間隔で評価することで、学習内容がより定着することが期待できますし、子どもに対する保護者の声掛けや指導もしやすくなるのではないでしょうか。②学期終了後は長期休み 休みの間に次の学期の目標を立てる、気持ちをリセットして新たな意識で学習に取り組めるなどの効果が期待できます。また、長期休みが終わった直後にテスト期間となっていたこれまでと違い、テスト勉強が学期内にできることになり、仲間と支え合って取り組む雰囲気を作りやすくなります。③ふれ合いや交流の時間の確保 二学期制最大のメリットを維持できるよう工夫します。多くの時間を要する通知表の記入様式の改善、学校行事の持ち方や時期の見直しなどで、一日の日課をゆとりあるものとし、二学期制で積極的に実践されてきた、小小、小中の交流活動や、地域交流やボランテイア活動などに使える時間を確保できるよう工夫していきます。■ 健やかな新庄っ子を 育てるため 二カ月にわたり、三学期制への移行についてお知らせしました。国は現在も、新しい教育のあり方について検討を進めていますが、市の独自性にも目を向けながら、健やかな新庄っ子を育てていければと考えています。三学期制への移行も、プラスの教育効果を生むものと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。   ◎学校教育課☎内線444小学校中学校小学校中学校❶56%❶53%❷43%❸4%❸9%❷43%❶48%❶50%❷35%❸14%❷37%❸7%Q:通知票等の回数は適当であるQ:2学期制ならではの特色ある教育活動が行われている〈保護者アンケートより〉9広報03学期制再検証に関するアンケート集約結果保護者アンケート 2学期制のメリットや課題を把握するため、市内小中学校の教員全員と、保護者(対象を無作為に抽出して回答を依頼)を対象としたアンケート調査を行いました。これまで触れていない設問の結果を紹介します。 なお教員アンケートでは、指定する項目【(ア)落ち着いた授業(イ)継続的な指導(ウ)豊かな心(エ)適切な評価(オ)生徒活動の活性化(カ)保護者との信頼関係(キ)不登校の改善】について、2学期制で実現できたかどうかを尋ねる問いもありました。小学校教員の(ア)(イ)(エ)の評価が高かったほかは、いずれも低めの評価でした。小学校中学校小学校中学校❶30%❶38%❷52%❸10%❸14%❷58%❶28%❶28%❷33%❸39%❷37%❸33%Q:②秋休みは効果があるQ:①2学期制でさまざまな観点で指導してもらっている

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