2014koho04
20/20

温故知新庄!?文字を見やすくしました本文にモリサワユニバーサルフォントを使用しています。故きを温ねて新庄を知る平成26年4月10日号(No.676) ■編集・発行/新庄市 総務課 〒996–8501 新庄市沖の町10–37 TEL.0233–22–2111 ■制作・印刷/共栄印刷株式会社 14,000部発行広報04ホームページでさらに詳しい取材記を掲載しています。カドとくじら餅 新庄では、ひな祭りに、なぜかカドとくじら餅をお供えします。カドは鯛の、くじら餅はひし餅の代わりなのかもしれません。 カドとは、尾頭付きのニシンの古称です。ニシンのいわれは、身欠きニシンを作る際に身を二つに割くことから「二身」と言われるようになったなどの説があります。また、ニシンの卵が「数の子」といわれるように、子沢山ということから、妊娠がニシンになったという説もあり、女の子節句のお供え物に選ばれたのではないでしょうか。 くじら餅は、姿形がくじら肉に似ていることから命名されたというのが有力で、見た目の印象とは違い、近江で朝鮮通信使の接待で、食後のデザートとして出された記録がある高級菓子です。 県内でひな祭りが盛んなのも、カドが北海道から運ばれて来たのも、くじら餅が伝えられたのも日本海西回り航路の北前船が影響しています。北前船は、食や文化の伝道者でした。0かむてん奮闘記

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 20

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です