2014koho08
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文字を見やすくしました本文にモリサワユニバーサルフォントを使用しています。さらに詳しい取材記は市公式ホームページでご覧になれます。温故知新庄!?故きを温ねて新庄を知る0かむてん奮闘記平成26年8月8日号(No.680) ■編集・発行/新庄市 総務課 〒996–8501 新庄市沖の町10–37 TEL.0233–22–2111 ■制作・印刷/共栄印刷株式会社 14、000部発行広報08 新庄中学校から北へ雪の里情報館辺りまでが、かつて家中屋敷が並んでいた石川町である。西裏に、新庄城内に飲料水を引込む御用水が流れている。石川町通りは道幅が広く、城に近いこともあり、殿様が遠出の帰りにこの通りに来ると機嫌が良くなったということから「ごきげん通り」とも言われている。毎年八月二十五日に行われる新庄まつりの神輿渡御行列は、この通りが最大の見せ場で、町内の人々の藩政時代さながらのおもてなしや、それに応えるかのような礼儀を正した行列を見ることができる。 万治三年(一六六〇)に新庄藩を揺るがすお家騒動が石川町を舞台に起きた。若き二代藩主戸沢正誠に対抗する片岡理兵衛兄弟三人が成敗される事件で、三人とも石川町に屋敷があり、ここで壮絶な最期を遂げた。片岡騒動と呼ばれるこの事件は、藤沢周平が「上意改まる」という題名の小説に書き下ろしている。ごきげん通り 文中で由来を説明している「ごきげん通り」じゃ。 歩いてみると確かに道は広いし、景色はいいしで、殿様がごきげんになったのもうなずけるのぅ。 8月25日の神輿渡御行列は、このごきげん通りで観覧するのがおすすめじゃ。かむてん奮闘記検索新庄市ホームページで詳しい情報がご覧になれます石川町界かい隈わいを温たずねる石川町界隈 ㊧昨年の神輿渡御行列の様子 ㊨藤沢周平「上意改まる」が収録されるている本(市立図書館にあります)

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