2014koho10
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■鉄道を活用した交流事業 陸羽東西線利用推進協議会 陸羽東西線沿線の自治体及び関係団体では、陸羽東西線利用推進協議会を組織しており、路線の利用推進のため、それぞれの地域資源を生かした交流事業を行っています。 昨年度は「陸羽東線で行く、第50回正宗公まつり」と「陸羽西線で行く、酒田日本海寒鱈まつりへの旅」が実施されました。今年度は「陸羽東線で行く、古の城下町新庄モニターツアー」が実施され、大崎市から多くのお客さまが新庄の街を訪れ、市内を散策しました。 今後の企画としては、11月に「陸羽西線で行く、日本一おいしい米コンテスト見学と庄内町新産業創造館見学の旅」を実施する予定です。山形新幹線延伸早期実現期成同盟会 山形新幹線の新庄以北への延伸を推進する山形新幹線延伸早期実現期成同盟会では、奥羽本線の新庄以北の利用を促進するため、地域間交流のための事業を行っています。  新庄まつりでは、秋田県仙北地域、横手地域、湯沢雄勝地域から多くのお客さまが新庄を訪れ、湯沢市で開催される「全国まるごとうどんエキスポ」では、逆に最上地域から多くの人が湯沢を訪れています。■JRの取り組み JRでは、「駅長オススメの小さな旅」として、最上郡内市町村と協力し、地域の魅力をアピールする旅行商品を扱っています。新庄のそばや民話、芭蕉乗船の地や鉄道など、さまざまな地域資源を生かし、誘客を図っています。この取り組みは、地域と連携して地域資源を再発掘し、磨き上げる一助となっています。■山形DCでの取り組み 山形DCは、9月13日をもって終了しましたが、この期間中さまざまな催しのほか、沿線ではイベント列車なども運行しました。今年100周年を迎えた陸羽西線や、陸羽東線、奥羽本線の沿線の自治体や地域では、路線の利用促進を図りながら、沿線の交流人口拡大を目指した取り組みを行っています。これらの取り組みは、鉄道の担う役割が変わってきている今、交通の要衝といわれてきた新庄にとって、大きな可能性をもっているのかもしれません。今回はその取り組みの一部を紹介します。◀昨年度の酒田日本海寒鱈まつりの様子▲6月14日の山形DC閉幕にあわせた新庄駅でのお出迎え「交流の要衝」へ4特集「交通の要衝」から

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