2014koho11
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14今月は地元素材を通した食育の取り組みを紹介します。地元素材deクッキング! 最上かぶは、新庄市を中心とした最上地域で広く栽培されている「長かぶ」の一種で、晩秋から初冬にかけて収穫時期を迎えます。古くからこの地域で栽培されている品種で、その年の育ちが良かったものを種取用に残し、その種でかぶを栽培するといった繰り返しを毎年行うことで新庄の気候風土に合った品種になっていったとされています。 外見は、通常のかぶと異なり、大根のような形が特徴で、肉質は繊維質ですが、柔らかく純白で、豊かな甘みと酸味を持っていることから、漬物などの加工品に適しています。 平成17年に、最上伝承野菜に認定され、現在は、市内のスーパーや産直などで販売されています。最上かぶ今月の地元素材最上伝承野菜料理レシピ Cooking Recipe最上かぶと地野菜のポトフ材料(4人分)・最上かぶ 1本・ジャガイモ 1個・ニンジン 1/2本・ベーコン 100g・オリーブオイル 少々・コンソメ 1個・塩コショウ…少々・ショウガ 10g作り方①野菜を大きめの乱切りにする。(かぶは皮ごと)②鍋にオリーブオイルと食べやすい大きさに切ったベーコンを炒めておく。③鍋に、人参・ジャガイモ・かぶの順に入れ、軽く焼き目がつくように炒める。④鍋に水・コンソメ・ショウガを入れて煮込み、野菜に火が通ったら塩コショウで味を調えるワンポイントアドバイス最上かぶの綺麗な紫色と食感を残すために、あまり火を通さないように、一番最後に入れるようにしましょう。 最上地域特有で概ね昭和20年以前から存在していた野菜・豆類などで、現在も最上地域で栽培され、自家採種しているものと定め、現在30品目が認定されています。 丸井八文字屋新庄店や最上物産館などで、最上伝承野菜をつかった料理レシピ本が販売中です。あったか今月の料理人 最上伝承野菜レシピ本 調理担当 小嶋可那子さん

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