2014koho11
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7広報■決算の概要 決算の総額は、前年度に比べて、歳入が4・3%の増、歳出が6・3%の増となりました。 歳入、歳出ともに前年度より大幅に増加しましたが、これは、萩野地区小中一貫教育校建設事業や新庄中学校体育館の耐震改修事業など、国庫支出金や市債を伴う大規模事業が行われたためです。 一方で、退職者補充の抑制や公債費の抑制など財政再建プランの着実な実行により、人件費や公債費などは減少しました。 これらの結果、経常収支比率(財政の弾力性を表す指標で、この比率が高くなるほど、財源の使い道の自由度が低くなります。)は89・7%(前年度90・3%)に改善しました。■今後の見通し 財政の健全化は財政指標の改善にも表れています。しかし、全国の多くの自治体と同様に、歳入の大部分が地方交付税や国・県支出金であり、財政運営が国や県の動向に左右されやすく、また、市税などの収入が大きく伸びていくことは今後も期待できない状況です。 このため市では、今後も堅実な財政運営を緩めることなく進めていきますので、皆さまのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。◎詳しくは、財政課財政運営室へ。☎内線232性質別歳出内訳 ※経費を経済的性質に分類したもの性質25年度決算額構成比内容投資的経費25億3,263万円15.4%道路や公共施設の建設経費、大規模改修経費など人件費24億3,573万円14.8%職員給与・議員報酬など扶助費23億4,653万円14.3%児童・高齢者・障がい者・生活困窮者を援助するなど住民福祉のための経費補助費等19億7,797万円12.0%最上広域市町村圏事務組合への分担金や各種団体などに対する補助金・負担金など繰出金17億4,147万円10.6%特別会計や基金への支出物件費17億846万円10.4%指定管理業務委託料など各種委託料、物品購入経費など公債費16億3,236万円10.0%金融機関などから借り入れたお金(市債)の返済にあてた経費維持補修費9億1,940万円5.6%道路や公共施設の維持管理経費などその他11億3,352万円6.9%基金への積立金や貸付金など財政健全化判断比率地方公共団体の財政状況が健全であるかを判断するための全国統一的な指標で、下記4つの指標があります。比率名内容21年度22年度23年度24年度25年度早期健全化基準実質赤字比率一般会計の赤字の割合-----13.39%連結実質赤字比率全会計を合算した地方公共団体の赤字の割合-----18.39%実質公債費比率一般会計の収入(標準財政規模を基本とした額)に対する、借入金等の返済額の割合(3ヵ年平均)23.5%19.8%16.3%13.9%12.4%25.0%将来負担比率一般会計の収入(標準財政規模を基本とした額)に対する、将来にわたって支払う借入金等負債の割合154.9%129.7%116.6%100.6%85.0%350.0% これらの比率のいずれかが「早期健全化基準」を超えると、財政健全化計画を策定し外部監査を実施するなど、財政の健全化に取り組む必要があります。現在の市の状況は、いずれの会計も黒字決算であり、実質赤字比率および連結実質赤字比率の数値はありません。また、借入金の返済や借入抑制により、実質公債費比率と将来負担比率の数値は改善されています。特別会計歳入歳出国民健康保険事業44億785万円42億658万円交通災害共済事業708万円708万円公共下水道事業12億6,475万円12億6,324万円農業集落排水事業8,129万円8,129万円営農飲雑用水事業3,063万円3,063万円介護保険事業33億363万円32億1,101万円後期高齢者医療事業3億7,947万円3億7,139万円市債(借金)残高の推移15年度20年度25年度一般会計212億87百万円158億82百万円141億55百万円公共下水道事業98億26百万円85億39百万円77億53百万円水道事業会計48億95百万円37億18百万円26億50百万円農業集落排水事業9億11百万円7億12百万円5億2百万円営農飲雑用水事業058百万円38百万円計369億19百万円289億9百万円250億98百万円水道事業会計決算は次の頁で詳しく報告します。11

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