20150209
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14地元で生産される旬の素材と、それを使った料理を紹介するページです。地元素材deクッキング! 新庄のような豪雪地域では、乾燥や塩漬による野菜保存に加え、雪むろや雪中での保存もごく普通に行われてきました。晩秋に収穫された野菜を、雪で栽培できない冬期間も、おいしく食べるための手段として培われた貴重な伝統文化ですが、再生可能エネルギーの活用意識の高まりとともに調査研究が進み、その効果が見直されつつあります。「雪中」は0℃以下にはならず、湿度も100%近くに保たれます。この絶好の温度湿度で保管された野菜は、本来持っている自衛本能が働き、甘味が増すと言われています。ダイコンやニンジン、カブなどの根菜類に加え、キャベツやハクサイに適した保存法です。 今回は「雪の下野菜」の販売に取り組む、産直まゆの郷の会員の皆さんに、昔から伝わる郷土料理や漬物を、「雪の下野菜」を使って調理していただきました。今月の地元素材料理レシピ Cooking Recipe最上かぶの甘酒漬け 昔ながらに味噌を使って風味をつけます。材料・最上かぶ5kg ・塩100g ・甘酒1,000cc・みそ150g作り方①かぶを乱切りし、一晩水にさらしてアクを抜く。その後ザルで水を切る。②かぶに塩を混ぜ、重石をして漬ける。③水が出てきたら水を切り、みそと甘酒を入れてさらに漬ける。このとき重石は軽めにする。④3日程で味が染みて食べられるが、さらに日が経つとうまみが増してくる。温野菜 野菜を蒸すことで、うまみが閉じ込められます。調味料が無くてもおいしい!作り方①キャベツやニンジンなどの野菜を大きめに切る。②20分程蒸して、柔らかくなったらできあがり。 産直まゆの郷看板娘?の皆さん 紹介したほかに、ダイコンとニンジンのなます、最上かぶの酢漬け、ダイコンのやたら漬けも作っていただきました。雪の下“ヘルシー”おでん 肉類を使わず、隠し味にオリーブオイルを使ったヘルシーなおでんです。材料(5人分)・ダイコン1.6kg ・ニンジン300g ・シイタケ5個・卵5個 ・昆布50g ・しょうゆ200cc(好みで調整)・砂糖適宜 ・オリーブオイル少々作り方①4㎝幅に切って面取りしたダイコンを下茹でする(竹串が刺さる程度)。②鍋に、昆布だし汁1,000ccにしょうゆと砂糖、オリーブオイル、具材を入れて火にかける。③ダイコンに、きれいに色がついたらできあがり。

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