20150209
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西塚 新庄の人は、悪い意味ではなくコミュニケーションのテンポが遅いように感じます。だから人を使うというよりは、自分でやったほうが納得するでしょうか。プロデューサータイプよりは、職人肌タイプの人が多いように感じますね。新庄の宝物はやっぱり新庄まつりです。ただ・・・――新庄の宝は何だと思いますか?西塚 庄司さんのような人ですよ。発信力のある人は、地元にとって宝だと思います。あとはやっぱり新庄まつりだと思います。まわりの人にも「新庄来るならお祭りの時が一番いいよ」と言っていました。庄司 そうですね。私も去年同じことを言って、会社の後輩に新庄まつりを勧めました。西塚 ただ、山車祭りって日本中にいっぱいあるので、観客が「新庄まつりならではの感想を言えること」が重要かもしれません。「奇麗だったよ」では、他との差別化が難しいと思います。「私にとってどうだったか」「あなたにとってこんなメリットがあった」そういうことを見た人が語れるようにしてあげることがとても重要だと思います。みんな華やかなものには慣れてしまっていますからね。――他に何かありますか?庄司 やっぱり食べ物ですかね。くじら餅とか納豆汁とか、美味しいものがたくさんあると思います。昨年末、番組でイタリア人にワインにあう日本のおつまみを選んでもらったのですが、新庄のシソ巻きが一番人気でした。西塚 あとは「交通の要衝」ってところも地理的な宝物だと思います。それで栄えた街だし、これを取ったら何も残らないかもしれませんよね。本当は幕張メッセのようなコンベンションセンターが新庄にあれば、交通の要衝っていう利点を生かせるのかもしれません。「卵が先かにわとりが先か」という話ですが。――新庄はその利点を生かして観光に力を入れるべきと言うことでしょうか。西塚 いや、京都のような一大観光地を目指しても駄目だと思うんですよ。「餅は餅屋」ですから、見習いつつも、無理をしないで「新庄らしさ」を売ったほうがいいと思います。庄司 話が戻りますが、その意味では、やっぱり新庄まつりって凄いと思うんです。実際に来てくれた同僚もそう言ってくれるんですが、その先ですよね、問題は。「もっと新庄のことを知りたいな」と思ってもらうためには、祭り観覧以外の部分が必要だと広報5㈱TVBOXディレクター庄司 孝氏新庄市出身現役クリエイター対談      馬喰町出身。新庄中学校卒業。テレビ番組制作会社のディレクターとして、フジテレビ水曜夜7時57分放送の「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」を担当。番組への出演もこなし、海外を飛び回る。実家は大町通りの太賀屋。新庄ふるさと応援隊会員No582©フジテレビ特集新庄魂02

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