20150209

6/20

≒思います。西塚　祭りは３６５日の内の３日間ですしね。でも市民にとっても出身者にとってもアイデンティティになっているのは凄いことですよ。アイデンティティとしての新庄まつり庄司　日本と海外を行き来して感じたことですが、外国人の参加者を積極的に受け入れてみてはどうでしょう。ヨーロッパの国では夏季長期休暇を一ヶ月以上も取るので、新庄まつりの準備期間と開催期間にうまくハマると思います。　新庄まつりがユネスコの世界無形文化遺産として登録されれば盛り上がるのは間違いないと思いますが、これを機にほかの山車祭りとも連携しながら、文字通り世界とつながっていければ新しい価値を生むことができるのかもしれません。西塚　新庄まつりがアイデンティティであり、新しいインフラを作るためのイベントだとしたら、新庄まつりをオリンピックやワールドカップに置き換えてみてください。なぜ、みんな誘致したがるのか。簡単に言えば、経済効果　国力アップと言うところだと思うのです。だとしたら、経済効果はどんな仕組みで起きるのか。イベントを通じて、周囲に何が起こっているか検証してみる必要があると思います。新庄まつりは、お客様、そして市民に何を提供しているのかを改めて考えなくてはいけません。おもしろい人は地元の財産だと思います。――少子高齢化が進み、地域の衰退や消滅などが叫ばれていますが…庄司　凄く単純なんですが、新庄がなくなったら嫌です。その上で、「仕事」っていう部分は大きいと思います。――やりたい仕事がないと。庄司　はい。そのために企業誘致は真剣に考えないといけない問題だとは思います。ただ最近は、新庄市のＰＲ活動もスゴいなと思っていますが。――なぜそう感じるのですか。西塚　ＳＮＳの発達も大きいですよね。東京にいても新庄の情報がダイレクトに手に入る時代になってきたので、面白い人が新庄にも沢山いるんだと知ることができました。そんな人たちは絶対に新庄の財産だと思います。新庄人の特性をいかしたまちづくりを――最後にふるさと新庄への思いをお聞かせください。西塚　学生の頃は地元の良さなんて何もわからなくて、都会に対する劣等感ばかり持っていた時期がありました。6新庄市が民間の株式会社だとしたら社員は市民や繋がりのある人たちその覚悟が必要な時代かもかむてん

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です