2015koho07s
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 今日的な教育課題の克服や地域との協働による学校づくりの展開を目指し、今年4月にスタートした萩野学園。県内初となる施設一体型小中一貫校の試みに、県内はもとより県外からも多数の視察者が訪れ、小中一貫教育に向けられる、全国的な関心の高さがうかがわれます。 6月17日には学校教育法が一部改正され、小中一貫校は、来年4月から「義務教育学校」と位置付けられることになりました。義務教育9年間のカリキュラムを、地域の特色を生かして弾力的に運用できる、新たな種類の学校です。萩野学園も県内初の施設一体型の義務教育学校を目指し、9年間の関わりの中で、望みを持ち、自らを高め、真しん摯しにたくましく生き抜くことができる子どもを育てていきます。 さてこうした中、435名の児童生徒は、開校式典以降、4︱3︱2のブロック制を生かした新たな教育課程の中で、順調に学校生活を送っています。開校して3ヶ月を経た子どもたちの様子などを紹介します。◎学校教育課☎内線444萩野学園の特徴①発達段階に応じた4︱3︱2ブロック制 萩野学園では、義務教育9年間を、発達段階ごとに3つのブロックに分け、子どもたちの円滑な成長を促す体制を導入しています。このため、これまで小学校6年生と中学校3年生が、それぞれ最上級生として自主性やリーダー性を育んできたところですが、萩野学園では、4、7、9年生がその役割を担います。新1年生44名を迎えた入学式(4月8日)では、4年生の代表児童が歓迎のメッセージを伝えたほか、新入生を迎える会の企画や運営も全て4年生が自分たちで行いました。 また、1~4年生はほかの小学校と同じように私服ですが、5年生~9年生は制服を着て学校生活を送っています。授業も、1~4年生が45分授業、5~9年生は、50分授業としています。なお教職員は、校長1名、ブロック制に合わせて教頭3名を配置し、総勢57名で学校を運営しています。▲新入生を迎える会の様子後期2年中期3年前期4年1年生2年生3年生4年生5年生6年生7年生8年生9年生▲グループを超えた縦割班での活動も行っています。年度始めに行った班の話し合いの様子入学卒業4県内初の施設一体型小中一貫教育校萩野学園の今

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