2015koho09s
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商工観光課所属吉野 優美さん20   23年前に日本で初めて農業の6次産業化を提唱した東京大学名誉教授の今村奈良臣氏は、「多様性の中にこそ真に強靱な活力が生まれる。そしてそれを活かすのがネットワークであり、地域の英知を傾けたネットワーク活動から新しいエネルギーが生まれる」とおっしゃいました。 このプロジェクトも農業生産者、加工事業者、販売者、地域おこし協力隊員が連携し、マーケティングから真に求められる弁当を作り上げました。 その地域の人びとの英知を集めて「地域らしさ」や「特色」を発信していくことで、地域から愛され、そして誇りとなり、地域外の人びともひきつける魅力となっていく。そんな6次産業化がスタートしています。上京物語・山形牛すき焼き弁当もがみ彩り弁当新庄市地域おこし協力隊通信 vol.●❻▲左:山形牛すき焼き弁当(税込1,200円) 右:上京物語(税込1,000円) ◎詳しくはもがみ物産館へ。新庄市多門町1番2号新庄駅隣 ゆめりあ内 ☎28-8886■Facebook:新庄市地域おこし協力隊「Bene!」も随時更新 http://www.facebook.com/shinjo.kyouryokutai 農林課の大森です。皆さん、新庄に名物弁当が誕生したのをご存知ですか。 ご当地弁当は鉄道の旅に欠かせないものであり、旅先でお弁当を物色する楽しさは、鉄道旅行の醍醐味とも言えますよね。しかし、今年3月に行われたJRダイヤ改正に合わせて、新庄駅構内および新庄—山形間の新幹線車内の駅弁販売が終了しました。それ以来、各方面から「もがみ物産館」に新たなご当地弁当を望む声が寄せられていました。 物産館はこの要望に応えるために新商品を出そうにも、スタッフには商品開発の経験がありません。そこで、我々に協力の依頼がきたのです。私は製品マーケティングをしていましたし、渡邊さんは元シェフです。ご当地弁当プロジェクト・チームのスタートです。 プロジェクトは近隣の駅弁を調査し、味だけでなく、パッケージ、ネーミング、ストーリー性、価格など詳細に分析しました。お弁当は単なる列車内で食すだけの存在ではなく、地域の素材や食文化を詰め込んだお土産としても成り立つものと考え、新しいお弁当の方向性が2つ決まりました。 ①地元素材を使って、田舎の懐かしい味を再現する ②プチ贅沢を楽しむ こうして生まれたのが、もがみ彩り弁当「上京物語」と「山形牛すき焼き弁当」です。 製造元は市内のお弁当屋さんに決定。これら2種のお弁当はもがみ物産館で毎日販売しています。新幹線に乗り込む際のお土産用として、会議用のお弁当としてもご利用できますので、是非一度食べてみてください。ほんて、んめがら!▲8月7日に行われた発表会。 (協力隊員ともがみ物産館津藤常務)商工観光課所属渡邉 歩さん農林課所属大森 寿典さん農林課所属渡邉 悠樹さん商工観光課所属吉野 優美さん

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