2015koho09s
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 まちづくりにおいて町内会などの地域コミュニティの果たす役割は大きく、今後その重要性はますます増していきます。「区長と市長のまちづくり会議」では、地域を代表する各地区の区長と市長が直接協議し、意見交換をすることによって、地域の声を市政に取り入れ、よりよいまちづくりをめざすことを目的として実施しています。 今年度で26回目を数えるまちづくり会議が、7月23日から28日にかけて市内7会場で開催されました。各会場とも区長から提案された市の将来に対する意見などが話し合われたほか、地域活動から市全体を活性化させるためのアイデアなどさまざまな意見が出されました。その一部を紹介します。■空き家対策について■区長 空き家の件数が多くなってきている。老朽化しているものもあり、積雪や強風などによる人的被害が心配される。■市長 全国的にも空き家の増加が社会問題化しています。 平成24年度に施行された「新庄市空き家等の適正管理の促進に関する条例」に基づいて所有者などへ適正管理を促した結果、当初475件の空き家があったうち74件が利活用され、78件が更地になっています。国においても「空家対策の推進に関する特別措置法」が今年度施行され、緊急時に応急措置を講じるなどの対応をしています。 また、市では県や宅建業協会などと協議会を組織し、利活用未定の空き家の活用を促して不良住宅化に歯止めをかけるため、市場に流通させて利用促進を図るよう取り組みます。 これらの事業を通して危険空き家の解消を目指していきます。■除雪方法の検討について■区長 近年は豪雪が続き、除雪車によって家の前に雪が置いていかれてしまい、高齢者世帯では雪の処理に苦労している。除雪業者と市民が連絡・連携をとり、少しでも除雪作業による負担の軽減を図るための体制を整えてもらいたい。■市長 今後、高齢化の進展により冬期間の除雪体制については、より厳しい状況になっていくと考えています。 除雪体制につきましては、今年度市民の代表や業者など関係各位が集う協議会を設置して検討します。その中で提案いただいた要望などを、平成27年度の除雪計画に反映させる体制を整えていきます。■防災対策について■区長 地震や火事などの災害が発生した場合、町内の高齢者はどこに避難したらよいのか、また町内の人だけで避難できるのか不安である。さらに、有事の際どのような行動をとるべきなのか、どのような備えをしておくべきか、ともに考える新庄の未来  地域力人ふれあうまち区長と市長のまちづくり会議▲川西町が行った防災訓練の様子4

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