2015koho09s
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 地域リーダーを育成し、地域づくりの機運を盛り上げようと、平成25年度から実施している地域リーダー講座。多くの地域に共通する課題をテーマに、その現状認識や対策についてワークショップ形式で検討を進め、その結果を地域で生かしていただくものです。 昨年度は「健康づくり」をテーマに全4回実施し、区長や健康推進委員など延べ141人が参加しました。地域づくり、健康づくりについての講話や先進事例を参考にしながら、地域住民の健康づくりに関する課題を整理し、解決のための具体案を検討しました。さらに、地域で実践しやすいよう、活動計画の作成も行いました。 今年度は「地域防災」をテーマとし、全4回の講座を6月と7月に開催しました。講師に、行政や社会福祉協議会とともに自治会の防災活動の支援などに携わる千川原公彦さん(ウェザーハート災害福祉事務所代表)を迎え、延べ171人もの方が参加しました。「災害時の持ち出し品は準備していますか?」 万が一の災害に備え、「非常持出セット」を準備している方も多いはず。講座の中では、人によって必要なものが違うことを学び、もしものとき「自分に必要なもの」、「準備すると便利なもの」を考えました。「災害時の食事ってどうなるの?」 災害時に役立つ調理法を学ぶため、空き缶炊飯とポリ袋調理を体験しました。メニューは親子丼とサバの梅干し煮。参加者は短時間で手際よく調理し、試食では、空き缶で炊いたご飯のおいしさに感心していました。避難生活中は同じ料理が続くため、塩分をとり過ぎたり、精神的にもつらくなりがちです。備蓄されているものでいかに料理にバリエーションを持たせるかも、災害時には大切と学びました。「新庄市に避難所ができたら?」 地震や大雨による被害により、一時的に避難所生活をすることを想定し、避難所の運営方法を考えました。集団生活にトラブルはつきものです。高齢者や障がい者の過ごしやすさ、赤ちゃんへの配慮、ペットの受け入れなど、どう配慮していくか、また避難者同士の助け合いについても意見を出し合いました。「地域の助けあいを考えよう!」  架空の町内会の地図を使い、災害時における自分たちの行動をイメージしながら、地域での助け合いを考えました。一人暮らしの高齢者や車いすで生活している方などは、一人での避難は困難です。地図上で、避難経路や危険箇所の有無を確認。避難の際に助けが必要な方の家の位置なども想定しながら、避難の援助者や援助の方法について話し合い、事前確認の大切さを学びました。今年も地域リーダー講座開催  地域力人ふれあうまちテーマは地域防災」第1回第3回第2回第4回6

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