2015koho09s
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■現代の健康事情 さまざまな新しい技術の誕生と発展は、私たちの生活に大きな恩恵をもたらしましたが、それにより、日常の運動量はだいぶ減りました。食生活が豊かになったこととあいまって、お腹周りについた内臓脂肪がもととなってさまざまな疾病を引き起こす「メタボリックシンドローム」も生まれました。 また、戦後日本人の平均寿命は約30歳も伸びましたが、高齢化社会が急激に進展し、足や腰などの機能障害で要介護生活を余儀なくされる「ロコモティブシンドローム」も、国民病として深刻な問題となっています。 私たち誰にでも起こりうる、こうした現代的な国民病は、通勤や家事など、暮らしの中でのごく普通の身体活動や、適度な運動でその発症をかなり防ぐことができます。また近年、全国の患者数が323万人に急増している、うつ病などの精神疾患の予防・改善にも運動が有効だと言われています。 適度な運動習慣は、心身のバランスを保つ上で大変重要なのです。 これらを踏まえ、市では「いきいき健康づくり新庄21第2次計画」のもと、今より10分多く身体を動かす「+10(プラス・テン)」を推奨し、さまざまな軽スポーツ普及事業や出前講座を実施しているほか、かむてんスポーツクラブ(総合型地域スポーツクラブ)と連携し、長く取り組める生涯スポーツのプログラムや体力測定の機会を提供して皆さんの健康づくりを応援しています。■今改めて見直すラジオ体操 本市は今年、(一財)簡易保険加入者協会から「健康タウン構想の推進」モデル地域の指定を受けており、NHKテレビ・ラジオ体操指導者などを講師に招いて、ラジオ体操講習会を開催しています。 簡単な動きばかりに見えるラジオ体操ですが、体のあらゆる関節を最大限に使う動きが組み込まれています。これが全身の血行促進につながり、代謝の向上や脂肪燃焼も期待できます。 また、背伸びや、体を回すなど姿勢を良くする動きが組み込まれていますし、ねじったり反ったりする動きは、ウエストや背中のラインの引き締めに効果があります。さらには、体を動かすことで内臓も動かされますが、特に大腸が刺激されることが便秘にも効果的です。 子どもからお年寄りまで幅広い世代で気軽に取り組めるラジオ体操で身近な運動で健康維持!カラダ、 動かしてますか?▲ラジオ体操deプラス10の様子(6月27日/ゆめりあ)8

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