2015koho11s
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商工観光課所属吉野 優美さん16 新庄市地域おこし協力隊通信 vol.●❽■Facebook:新庄市地域おこし協力隊「Bene!」も随時更新 http://www.facebook.com/shinjo.kyouryokutai ゆきぐには、遠きにありて思ふ千葉県民だった渡邉悠樹です。 新庄市の皆さんは、もう雪なんてうんざりでしょうが、私が都市圏に住んでいたときは、むしろ非日常で楽しいものだったのです。アスファルトとビルばかりの街が景色を一変させるのは年に一、二度くらいしかなく、少しでも積もればここぞとばかりにあちらこちらに雪だるまが現れます。都市機能の麻痺にもどこかわくわくとし、営業車のタイヤに従業員総出で慣れないチェーンを巻く作業。こちらと違って雪化粧した山は風景になく、せいぜい空気が澄んでいるときだけ、遠くのほうに白い富士山がうっすらと眺められるくらいです。 新庄への移住を決めたとき、こちらの方から雪を理由に「やめといたほうが……」と苦笑されました。なので、正直なところ、ビビっています。 私の妻は新庄出身なので、正月に幾度か来たこともあり、こちらの雪がどれほどのものかは知っています。「ドサドサ」という音が聞こえそうな勢いで、空からいつまでも落ち続けてくる雪の圧倒的な量には恐れおののきました。 あちこちの庭にそがきが現れはじめ、ホームセンターでは除雪機や長靴が店頭にならび、先月には町内で冬に向けた河川清掃がありました。すべてが見慣れない光景です。北国の現実が、ざらめ雪のように重くのしかかってくるようです。 それでも初めての雪国生活、しまり雪よりも固い意思と粉雪のように軽やかな身のこなしで楽しみたいと思います。どうぞよろしく。 遺伝子組み換え大豆は要らない!を合言葉に、全国の消費者団体などと連携しながら大豆畑トラスト活動を始め、化学肥料や農薬を一切使わないで大豆「タチユタカ」を栽培しています。「八百清商店」から製法ノウハウを習得し、伝統の納豆製法「石室づくり」を継承して加工販売を行っています。特産品として地域貢献をしたいと事業を立ち上げました。 地豆納豆として、地域に根ざした販売手法と販路を継承していくとともに、“弊社の売り”である、農薬や化学肥料を使用しない大豆ならではの美味しさや、「食の安心」を求める客層への販路拡大を図ることを目的としています。安全な大豆と神室山系の伏流水、そして昔ながらの製法「石室づくり」で醗酵し、長期熟成された究極の地豆納豆が誕生しました。 「八百清商店」ご夫妻に納豆製造を教わりながら、9月にようやく販売に漕ぎつけました。販路は、古くからの関係団体や卸、通販が主ですが、地域の小売も広がっています。「もがみ物産館」や「産直まゆの郷」を皮切りに、地域のスーパーからの声がけも頂きました。 品質には一定の自信を得ていますが、納豆の加工技術を確たるものとし、多くのお客様に永く安心して食べていただく納豆をお届けいたします。代表 佐藤あい子新庄市十日町1590番地☎32-0306地域に根ざした食の安心を㈲新庄最上有機農業者協会 納豆工房『豆むすめ』ワンツースリー1×2×3=6次産業奮闘中!6次産業化に取り組む皆さんを毎月紹介します!商工観光課所属渡邉 歩さん農林課所属大森 寿典さん農林課所属渡邉 悠樹さん商工観光課所属吉野 優美さん

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