2015koho11s
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※勇気塾とは新庄市若者園芸実践塾 勇気塾は、正式な名称を「新庄市若者園芸実践塾」といい、園芸作物の栽培・経営のできる青年農業者を育成するため、平成7年に市内泉田に開設されました。塾生の減少などの理由から平成17年に一時休止となりましたが、その後各方面より再開の要望があり、平成22年10月1日に新庄市エコロジーガーデン内に場所を移して再開しました。勇気塾とは 「勇気塾」は、再開後につけられた愛称で、「有機の里『最上』の確立」を目指す施策の拠点施設としたいエコロジーガーデン内で実施するため、有機の里の「ゆうき」の言葉を使い、また、青年農業者や新規就農者が、勇気を持って農業に取組んでもらいたいという思いも込めて付けられました。 現在は4棟のパイプハウスと育苗ハウス、隣接するほ場では主に園芸作物の栽培研修を行っています。時には協力農家のほ場の見学をさせていただいたり、山形県の農業技術普及課の研修を受けたりしながら、仲間とともに就農を目指して学んでいます。勇気塾の研修内容 平成27年4月、勇気塾は3名の入塾生を迎えスタートしました。 農作業は年間を通して続くため、実習は昨年の塾生が栽培していたストックの出荷から始まりました。すぐに主力作物のトルコギキョウやトマトの定植が続き、葉物野菜やユリの出荷、その合間に簿記研修などを受けながら、総合的に農業経営を学んでいきます。これからも冬場に向けたアスパラガス促成栽培や葉物・花きの栽培が続きます。今年の塾生がこれから栽培する花は、来年の塾生が受け継ぎ収穫していくことでしょう。 また、今年は、都会の人にも新庄の農業を紹介し、新規就農を促す役割を担う地域おこし協力隊の渡邉悠樹さんが、週3日研修に加わっています。農業の厳しさややりがいなど身をもって体感し、市のホームページなどで発信を続けています。卒塾後の進路 これまで51名の卒塾生を送り出し、地元の中核的なリーダーとして農業に従事しています。新庄市が花きの生産地となることにも大きく寄与してきました。卒塾生のほぼ全員が、何らかの形で農業に携わっています。▲左から塾長:大泉 泰さん(松本)、塾生:田宮慎吾さん(升形)、塾生:大場由貴彦さん(松本)、塾生:髙橋 綾さん(谷地小屋)、地域おこし協力隊:渡邉悠樹さん

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