2015koho11s
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■決算の概要 決算の総額は、前年度に比べて、歳入が3・4%の増、歳出が5・2%の増となりました。歳入、歳出ともに前年度より大幅に増加しましたが、これは、萩野地区小中一貫教育校建設事業や市有施設の耐震改修事業など、国庫支出金や市債を伴う大規模事業が行われたためです。 健全化に向けた各種計画の着実な実行で、公債費や補助費などが減少しています。しかし、財政の弾力性(財源の使い道の自由度)を示す経常収支比率は90・7%(前年度89・7%)と未だ高い状況にあります。■今後の見通し 上の表にある各種財政指標の改善にも表れているように、市の財政は改善傾向にあります。しかし、全国の多くの自治体と同様、歳入の大部分が地方交付税や国・県支出金のため、財政運営が国や県の動向に左右されやすい状況です。また、市税などの収入が大きく伸びていくことは今後も期待できないため、自由に使える財源が乏しい状況は続くと考えられます。 このため、今後も堅実な財政運営を進めていきますので、皆さまのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。◎財政課財政運営室☎内線231財政健全化判断比率比率名内容早期健全化基準22年度23年度24年度25年度26年度実質赤字比率一般会計の赤字の割合13.42%-----連結実質赤字比率全会計を合算した地方公共団体の赤字の割合18.42%-----実質公債費比率一般会計の収入(標準財政規模を基本とした額)に対する、借入金等の返済額の割合(3ヵ年平均)25.0%19.8%16.3%13.9%12.4%10.9%将来負担比率一般会計の収入(標準財政規模を基本とした額)に対 する、将来にわたって支払う借入金等負債の割合350.0%129.7%116.6%100.6%85.0%74.4% これらの比率のいずれかが「早期健全化基準」を超えると、財政健全化計画を策定し外部監査を実施するなど、財政の健全化に取り組む必要があります。現在の市の状況は、いずれの会計も黒字決算であり、実質赤字比率および連結実質赤字比率の数値はありません。また、借入金の返済や借入抑制により、実質公債費比率と将来負担比率の数値は改善されています。性質別歳出内訳 ※経費を経済的性質に分類したもの性質26年度決算額構成比内容投資的経費35億5,634万円20.6%道路や公共施設の建設経費、大規模改修経費など扶助費25億9,353万円15.0%児童・高齢者・障がい者・生活困窮者を援助するなど住民福祉のための経費人件費24億3,581万円14.1%職員給与・議員報酬など補助費等19億6,991万円11.4%最上広域市町村圏事務組合への分担金や各種団体などに対する補助金・負担金など物件費17億1,670万円9.9%指定管理業務委託料など各種委託料、物品購入経費など繰出金16億8.847万円9.8%特別会計や基金への支出公債費15億7,592万円9.1%金融機関などから借り入れたお金(市債)の返済にあてた経費維持補修費9億4,383万円5.5%道路や公共施設の維持管理経費などその他7億9,531万円4.6%基金への積立金や貸付金など特別会計歳入歳出国民健康保険事業42億8,246万円40億5,865万円交通災害共済事業946万円946万円公共下水道事業13億3,715万円13億3,206万円農業集落排水事業8,589万円8,589万円営農飲雑用水事業3,846万円3,846万円介護保険事業34億3,229万円33億7,877万円後期高齢者医療事業3億8,486万円3億7,598万円市債(借金)残高の推移 単位は百万円です16年度21年度26年度一般会計202億35百万円151億18百万円143億97百万円公共下水道事業95億20百万円83億11百万円75億74百万円水道事業会計45億34百万円34億8百万円24億43百万円農業集落排水事業8億77百万円6億54百万円4億62百万円営農飲雑用水事業058百万円32百万円計351億66百万円275億49百万円249億8百万円 市議会9月定例会で審査・承認された当市の平成26年度決算をお知らせします決算報告平成26年度新庄市地方公共団体の財政状況が健全であるかを判断するための全国統一的な指標で、下記4つの指標があります。※水道事業会計決算は、次ページで報告します7広報11

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