2015koho12s
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■除雪機は正しく使いましょう 歩行型ロータリー除雪機は、特別な免許なしで誰でも手軽に扱え、敷地除雪の強い味方となります。その一方で、雪をかき込むオーガが露出していたり、雪を吐出するブロアが投雪口のすぐ近くにあるなど、重大事故につながる構造上の危険箇所も存在しており、痛ましい事故が毎冬発生しています。事故は、オーガやブロアに巻き込まれるケース、走行ベルトに巻き込まれてひかれたり下敷きになるケース、後進時に壁と挟まれるケースが多いようです。安全な使い方を再確認し、上手に利用しましょう。①まわりに人がいるときは使わず、作業中は絶対に人を近づかせないようにしましょう。子どもには特に注意してください。②エンジンをかけたまま離れるのは厳禁です。作業のとき以外は、必ずエンジンを停止しましょう。③雪詰まりを取り除くときは、エンジンを止め、必ず雪かき棒などを使って取り除きましょう。④後進するときは、足もとや後方の障害物に十分気をつけてください。■屋根の雪を下ろすときは 雪下ろしは危険が伴う重労働です。できる限りの安全確保に配慮するとともに、体調にも注意しながら、無理なく行いましょう。①雪下ろしは早めに行いましょう。②万一の事故に備えるため、2人以上で作業しましょう。作業することを、家族や隣近所の人に声がけしておくのも大切です。③滑りにくい靴、落下防止のロープやヘルメットなどを着用し、小回りが利く道具を使いましょう。④はしごをしっかりと固定して昇降しましょう。⑤屋根の片側だけを集中的に下ろすと建物に大きな負担がかかります。均等に下ろしましょう。⑥電線の近くで作業するときは、感電や破損には十分注意してください。⑦下ろした雪は道路に出したりせず、運搬業者に依頼するなど適切に処理してください。■空き家を所有する方は 市では、適正な空き家管理を促す条例を制定しており、条例にもとづき、所有者の協力を得ながら対応を進めています。空き家を所有する方は、次の点に注意していただき、今後も引き続き、適正管理をお願いします。①空き家の状態がどうなっているのか、定期的に確認してください。②遠方に住んでいて積雪状況が確認できない場合は、親戚や近所の方に連絡先を伝え、情報のやりとりができるようにしてください。③周囲の建物や道路に落下しないよう、雪庇は大きくならないうちに処理してください。④屋根の雪が大量になるまで放置せず、早い時期に下ろしてください。■冬の健康管理感染症予防 特に冬に注意が必要な感染症は、インフルエンザと、ノロウイルスによる感染性胃腸炎です。次のことに注意しましょう。①帰宅後、食事の前、トイレの後などは、石けんで手をよく洗いましょう。②帰宅後はうがいをしましょう。③咳の出る時は、マスクをするなど咳エチケットを心がけましょう。④食品や調理器具は、加熱殺菌(目安は、85度以上で1分以上)をしましょう。⑤インフルエンザは、流行前に予防接種を受けて重症化を防ぎましょう。市では、高齢者インフルエンザ予防接種と高齢者肺炎球菌予防接種の助成を行っています。⑥十分な栄養・休養・睡眠を心がけましょう。⑦感染した人の便やおう吐物に直接手で触れないよう注意しましょう。寒さ対策 暖かい所から急に寒い所へ出ると、血管が収縮し、高血圧になりやすくなります。特に室内と外気との差をなるべく少なくするよう、次のことに注意しましょう。①外出時は、マスクやマフラー、手袋などで肌の露出部分を少なくします。また、防寒着を家の中で着用してから外に出ましょう。②居間と、浴室やトイレとの温度差が少なくなるよう、暖房や着衣に気を付けましょう。安全な入浴でリフレッシュ! 入浴は、血液循環の向上や新陳代謝の促進、痛みの軽減などの効果があります。また半身浴による下半身のむくみ解消や、浮力による足腰の負担軽減、ストレス解消効果、肌を清潔に保つ清浄効果なども期待できます。 その一方で、気温の低い時期には入浴に関する事故が増えます。県内では、年間200人以上が入浴中に亡くなっていると推定されていますが、これは交通事故の4倍以上の数値です。入浴中の事故で多いのは、浴槽内で溺れることよりも、急激な温度変化が原因で、心筋梗塞や脳卒中などを発症するものです。次の点に特に注意しましょう。12

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