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20商工観光課所属吉野 優美さん 新庄市地域おこし協力隊通信 vol.●❽■Facebook:新庄市地域おこし協力隊「Bene!」も随時更新 http://www.facebook.com/shinjo.kyouryokutai 地域おこし協力隊の渡邉歩です。私が進めていきたいプロジェクトの一つに、空き家を活用した「ゲストハウス」があります。ゲストハウスとは、簡単に言うと現代版の民泊のようなところで、2020年の東京オリンピックに向け、需要が増すと言われています。現在では、ゲストハウス目当てで旅行する人もいるほどです。 グリーンツーリズムや移住者を増やすために、ゲストハウスは有効な手段だと思うので、新庄でも民泊やゲストハウスが増えていけばいいなぁと思っています。皆さんのご近所やお知り合いに、気になる空き家がありましたら、是非地域おこし協力隊にご紹介下さい。 人口減少や高齢化の進む地方都市において、空き家対策・空き家活用は、早急に取り組まなければならない課題です。例に漏れずここ新庄においても、昔ながらの蔵や味のある民家が、取り壊され更地にされていく様子は寂しくもあります。一方、新しいマンションや大型商業施設が増えているのに違和感を覚えるのは、私だけでしょうか。もちろん一概には言えませんが、本当にこの町のためになることを残していきたいものです。「今だけ」「自分たちだけ」良いのではなく、「未来も」「次の世代も」良いものを。子供たちに言うようなそんな当たり前のことを、我々大人が出来ているのか、もう一度考えてみても良いかもしれません。 親の代から農業を受け継ぎ、稲作中心の有機農業を核とした環境保全型農業に取組み、平成25年に全面有機栽培の認証を取得。自然と人、人と食、つながりを実感できる「食の時間」を提供することを目標としながら、新庄らしい食品を中心に、身の丈にあった6次産業化を目指しているそうです。地域と暮らしに根ざした加工品販売ワンツースリー1×2×3=6次産業奮闘中!6次産業化に取り組む皆さんを毎月紹介します!▲東京日本橋にあるゲストハウス 日本を訪れる世界中の旅人たちに、地方と都会をつなげる拠点をつくりたいと設置されています。囲炉裏があり、地方から取り寄せた新鮮な野菜や魚などを使って、旅人たちが自炊しながら料理を通じて、人と人とがつながり、地方の文化や魅力にふれています。 イシイファーム石井昭一さん みゆきさん新庄市大字昭和155 TEL/FAX 25-2831商工観光課所属渡邉 歩さん農林課所属大森 寿典さん農林課所属渡邉 悠樹さん商工観光課所属吉野 優美さん 首都圏に行って感じることは、地方各地の物産があふれているということです。この中で私の商品が消費者の目に留まることは至難の業だと感じています。地域のものが目に留まり、興味を持ってもらう仕組み・仕掛けをどうしたらよいか思案中ですが、単にモノを売るのではなく“コト”として、地域の習慣や文化などを表現し、共感を得ることが重要だと感じています。 米や豆類、野菜などの加工品の開発については、「農家の普段の食卓」を発展させて、素朴ながらも新庄らしい加工食品をお客様に提供したいと思っています。妻が3年前にジュニア野菜ソムリエの資格を取得し、マルシェなどの対面販売にも積極的に参加しながら、関東や山形の自然食品店やもがみ物産館でも販売しています。まだまだ小さな6次産業化の取り組みですが、私たちの地域性を生かした身近にある作物や、暮らしに根ざしたものが宝と感じています。

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