2016koho02
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4■子育て支援の現状 新庄市では、保護者の子育ての不安感などを和らげ、子どもの健やかな育ちを支援するために、子育て支援センターでの育児相談や子育てサークルの育成支援・子育て教室を行っています。同時に、市内2カ所の民間立保育所においても子育て支援センターを開設し、育児に悩んだり子育てに不安を感じている保護者の相談に応じ、必要なアドバイスを行っています。また、わらすこ広場の利用拡大を図るため「わらすこワンダーランド」などのイベントを開催しています。  しかし、昨年5月に実施した「新庄市まちづくり市民アンケート」では、「子育ての相談・支援体制が充実している」と「子どもの遊び場が充実している」の項目を重要・やや重要と感じている方が7割を超すのに対し、満足している方は2割に満たない状況でした。また、平成25年度に行った「新庄市子ども・子育て支援事業計画策定に関するニーズ調査」においては市の保育施設や遊び場、子育て支援施策について情報が見えにくいという意見もありました。■新たな取り組みへ これらの調査の結果を受け、「子育ての相談・支援体制の充実」「わらすこ広場の利用者拡大」「子育て関連情報の配信」の取り組みに力をいれていきます。 まず、子育て支援センターやわらすこ広場を、現在さまざまな事情によりご利用いただいていない市民の皆さまにも、身近に感じて頂き、ご利用していただくことが重要と考えています。 そのために、子育て相談をしやすい環境づくりや、子育て世帯への分かりやすい情報提供を目指して、情報通信技術を活用した発信の方法や、施設機能の拡充、そして、関連情報を体系的にまとめた冊子作りなどに取り組んでいます。新庄市の子育て支援施策 近年の少子化問題や核家族化の進行、人間関係の希薄化などの社会構造の変化は、子どもや子育てを取り巻く環境にも大きな影響を与えています。 子育ての悩みを気軽に相談できる人や同年代の子どもを持つ親が近くにいないために、子育てに不安や孤独を覚える家庭が増えてきています。また、インターネットの普及によって子育てに関する知識が得られるようになった一方で、膨大な情報量によって理想とする育児の姿が見えてこないことなど、子育てに対して悩んでいる家庭も少なくない状況にあります。▲昨年行われた「わらすこワンダーランド」の様子

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