2016koho03
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民話のふるさと新庄 四方を山々に囲まれた、自然豊かな新庄市には、昔から数多くの民話や伝説が民衆の間で語られてきました。また、民話には、先人の知恵や教訓、動植物愛護の精神などが込められ、昔の家庭では子どもたちに親や祖父母が民話を語り、それらを教え伝えてきました。 現代では生活様式や家族構成の変化に伴い、家庭での昔語りはほとんどなくなりましたが、新庄市ではこれら民話を無形の文化財と捉え、「民話のふるさと新庄」として民話の魅力を発信しています。毎年2回のみちのく民話まつりを開催、市内中心部には民話を題材にしたモニュメントが設置され、訪れる人々の目を楽しませています。現在大活躍中のしんじょう広報部長「かむてん」もこの地域に伝わる伝説の一つ、神室山の天狗をモチーフにしたキャラクターです。市内中心商店街にある民話モニュメント市内5つのとおりに民話のモニュメントがあり、下で紹介する以外にも、こぶとり爺さまとおり(大正町通り)、笠地蔵とおり(北本町通り)があります。新庄民話の会の活動 この地域に伝わる民話の記録・保存・伝承に取り組んでいるのが、新庄民話の会の皆さんです。昭和61年に結成し、今年で結成30周年を迎えます。 現在22名の会員が在籍し、市内の公民館や福祉施設、学校などに出向き、昔語りを行うほか、市との共催で「みちのく民話まつり」などのイベントを実施しています。みちのく民話まつり・こども語りまつり 毎年7月と10月には、「みちのく民話まつり」が開催されます。10月の秋語りは、泉田の旧矢作家住宅が会場で、囲炉裏を囲んで聴く昔語りは、まるで昔にタイムスリップしたかのような気分が味わえます。 また、毎年2月にはふるさと歴史センターで新庄こども語りまつりが開催され、市内の小学生と高校生が大人顔負けの昔語りを披露します。むがす とんと あったげど新庄ふるさと歴史センター内にある「語りの部屋」では、毎週日曜日午後1時~3時(12月、1月除く)に、新庄民話の会の語り部による昔語り口演を開催しています。語り部の皆さんが語る昔語りはどれも個性豊かで様々な話を聴くことができます。◎詳しくは、ふるさと歴史センターへ。☎22-2188▲新庄民話の会の皆さん▲10月に開催されるみちのく民話まつり「秋語り」の様子▲金の茶釜とおり(駅前通り)▲鴨とり源五郎とおり(南本町通り)▲かわうそど狐とおり(大町通り)6

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