2016koho04
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2別れと出会いの分岐点「どうせ… こんな…」 3月・4月は1年の節目として別れと新たな出会いが毎年繰り返されます。今回、久々に母校の沼田小学校の卒業式に行きました。「私たちの時代は1クラス55人だった」は50年前卒業の来賓の言葉です。「今年が最後の3クラスになるかも知れません」と校長先生。学校行事に参加すると少子化・人口減少を肌で感じます。時代も環境も大きく変化した中で、変わらないのが人の考え方です。一つのつぶやきが大きな分岐点となります。例えば「どうせ」という言葉。「どうせやるなら」と「どうせやったって」では物事のとらえ方が正反対です。「どうせやるなら」の後には、「元気よく」「楽しく」「精一杯」など前向きな言葉が続き、「どうせやったって」の後には「無意味」「無理」「無駄」などの後ろ向きな言葉が来ます。前向きな姿勢には次のステージがあり、後ろ向きではステージが遠ざかります。考え方一つで人生を分けることもあるのです。 今年は、新庄まつりがユネスコの無形文化遺産登録か否かの年です。登録されれば多くの人が新庄を訪れる可能性があります。住んでいる人が「こんな街なんて」と言うか、「こういう街です」と答えるかで、街の印象が違います。自分の住む街を「これもあるあれもある」と楽しそうに笑顔で答えられたら、それは魅力です。また来ようと思います。でも「こんな街」と否定的では魅力を感じません。訪れた人も暗くなります。そこが分岐点です。人は、笑顔で自分の街を自慢する人に会いに来るのです。これが「おもてなし」の原点です。新庄の良さをいつでも話せるような街にしていきましょう。表紙の写真 新年度が始まり、市内企業でもフレッシュなメンバーを加えた新たな体制がスタートしています。難しい課題も多い昨今ですが、知恵と力を出し合い、住みよいまちをつくっていきましょう。 撮影協力/新庄信用金庫、株式会社モリタ興産左から、片山里緒さん、笹原 佑さん、奥山詩穂さん、坂本拓也さん目次◎CONTENTS特集/平成28年度市政2笑顔輝くまち しんじょうへ。14消防団活動紹介・募集16明日への確かな備え 国民年金18まちとぴ20お知らせなど24こてんぐ隊がゆく山尾順紀SHINJO PUBLIC RELATIONS No.7004

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