2016koho06
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76そば三原幸一さん小泉転作組合 そばの生産に取り組む一方、他地区のそば生産組合の刈取り・調整の作業受託も行っています。昨年度、この地域ではそばが不作でしたが、耕起を複数回行い、時期を逃さず播種・刈り取りを行ったことで、平年並みの収量を確保することができました。 そばは稲作と比べ、生産にかかる労力が少なくて済むことが魅力です。最近では卸売業者さんから直接取引の依頼が来るようにもなりました。今後も生産組合の仲間と一緒に、生産技術の研さんを重ね、安定的な生産と品質の向上を目指していきたいです。にら 5月11日、市内関屋の「JA新庄市ゆきむろ倉庫」から、新庄・最上地域のにらが関東方面の市場に初出荷されました。新庄・最上地域において転作作物として導入されたにらは、栽培面積・販売額ともに県内の9割以上を占めており、昨年は最上地域全体で11億円の販売額となりました。新庄市内においても約100戸の農家が栽培しています。最上統一ブランドの「達者de菜(たっしゃでな)」として、新庄・最上のにらは全国的にも上位に入る生産量を誇り、市場からも高い評価を得ています。大豆奥山和久さん泉田二大豆そば生産組合 「泉田二大豆そば生産組合」として、6名の組合員とともに大豆生産に取り組んでいます。組織化して生産に取り組み、播種以降の作業を分担して行うことで、作業の省力化を図っています。近年では、地域の加工業者さんとご縁があり、味噌の原材料として私たちの大豆を使っていただくといった連携も生まれています。今後も作付面積を拡大し、生産量も平均200kg/10a以上を目指し、天日乾燥の導入など生産技術の向上に取り組み、良質な大豆の生産を目指していきたいと考えています。しんじょうの農業 現状と目指すところSHINJOAGRICULTURE【水稲・大豆・そばの10a当たり所得比較】 大豆やそばは、水稲に比べて生産にかかる経費や労働時間が少ないことに加え、直接支払交付金などの制度が充実しています。※「元気だ!もがみの農業(県農業技術普及課作成)」を参考に試算(単位:円)収入の部大豆(180kg)そば(67.5kg)販売額21,00016,500雑収入(交付金など)68,45034,700収入計89,45051,200経費の部大豆そば種苗費3,0002,000肥料費6,0003,000農薬費4,0000減価償却費8,0000動力光熱費2,0001,000その他経費13,00015,000経費計36,00021,000所得・労働時間大豆そば所得額53,45030,200労働時間9.8時間5.0時間※水稲の場合の労働時間は、22.5時間となっています。

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